※乳癌の体験談を最初からお読みになりたい方は、「私の治療記録~宣告から再建まで~」より、ご覧いただければと思います。
免疫治療ではもうひとつ、手荒れのことで、乳癌の宣告の直前に一度訪れていた病院がありました。
幡ヶ谷にある永○医院という病院です。
この病院は、脱サラしてレンタルオフィスを立ち上げ成功されているお友達が、サラリーマン時代に原因不明の肌荒れに悩み、通ったところ、処方された波動水を飲むことですっかり完治した、と言う話を聞いて、紹介していただきました。
私は、子供の頃から肌が弱く、体調が悪くなるとすぐに手荒れに出るタイプ。
また、乳癌と宣告される直前では、足の指の表面の、ちょうどサンダルの紐があたる部分がどうしても荒れてしまって、水虫の検査も受けましたが、水虫でもなく、原因が判らず悩んでいました。
これらの皮膚のトラブルをなんとか完治させたい!と通い始めたタイミングだったのです。
初めてこちらの病院へ伺った際に血液検査を受け、その結果を聞きに行こうと思っていた矢先に、乳癌と宣告されたのでした。
2回目に訪れた際は、診察室に入るなり
「先生、私、なんと乳癌になってしまったんです」
と打ち明けました。
すると先生は落ち着いた声で、色々と質問をしてくださいました。
「いつから?」 「主治医は何だって? 」「ステージは?」
検査結果のほか、乳癌の診断をされたTセンターでの出来事なども報告しました。
1ヶ月も待たずすぐ切れ!と言われたけれど、
仕事の引き継ぎと、子供の預け先をきちんと探してからじゃないと2週間の入院は出来ないと言ったら、「あんた死にたいのか!」と言って激昂されたこと。
こんな先生には手術をお任せ出来ない!と思って、セカンドオピニオンを探していること。
永○先生はうんうん、と静かに話しを聞いてくださいました。
「色々話しましたが、結局は私、手術をしたくないんです…」
「大丈夫だよ。色々な方法があるから。乳癌は進行がそんなに早く無いから、焦って切らなくていいよ」と先生。
しかし、身体を絶対に冷やさないように管理すること、そして検査を定期的にきちんと受けることが大事だから、主治医の先生とは喧嘩するのではなく、うまくやっていかないといけないね、と言われました。
先生は、保険診療である現代西洋医学を否定しません。
先生が実践されている代替医療と、保険医療(従来の医療)を組み合わせて、患者さんに最も適した方法を提供するのがベストと考えられており、統合医療を目指されている日本で数少ない貴重な先生だと思います。
先生のお話から、西洋医学の診察も必要だとは理解しましたが、Tセンターに戻ることは一切考えられませんでした。
先生は、私の話を聞いてくださりながらも、穏やかに助言をくださり、
まずは、この本のこの部分が大事、といって、本を見せてくださいました。

「統合医療」を学ぶ際に非常に参考になります。
エネルギー医学で病気を治す 免疫力をぐんぐん高める気の医療 エネルギー医学で病気を治す
「これ、前回あなたが来た時に紹介した本。読んだでしょ? 家の土台である食事と運動と精神が大事。その上で治療。土地と家の基礎がよくなきゃ、家がたたない。すなわち、何の病も治らない 」
そうだった!さらっと読んでしまったけれど、もう一度熟読せねば!
あの時は、自分の皮膚の炎症だけの症状だったし、命にかかわるほどじゃなかったから、真剣に読んでなかったのかも…。
「じゃあ、まずここに手を乗せて」
永○医院にはアキュプロⅤという、波動測定器があり、先生独自の方法で、現在の身体の状況(エネルギーレベル)を測ってくださいます。
このエネルギーは、東洋医学でいう「気」に相当することが、臨床データの蓄積からわかってきたのだそうです。
金属プレートの上に軽く手をのせて測定していただくと、結果はやはり悪く、“未病”の状態。
病人の一歩手前のエネルギーレベルでした。
(下記の図参照、私の場合は②の半病人)

先生のご本から…生命エネルギーのレベル判定基準
これでは、自分の免疫で癌と闘うことはまず難しい状態です。
その後、「この磁気ベッドに寝て」と言われ、20分くらい磁気ベッドに寝ました。
お腹の部分にずっしりとした重い毛布のような治療器を乗せてもらい、今回は胸の上にも置かれました。
寝てると、最初の10分くらいで身体がぽかぽか温かくなってきます。
腰が痛いし、がんのある右胸もなんだか痛い!
表面的な熱さや、痛さじゃなくて、中からじんじん痛い感じです。
先生に、なんだかじんわり痛いんです、と言ったら、悪い部分だと痛みが出てくるよ、とのこと。
音もしなければ、振動もしないのに、身体が反応してることがよくわかりました。
効果としては、全身の血流の改善がされるそうです。
その後、再度アキュプロⅤで測ってみると、⑥のメチャクチャ元気な人(アスリート)の状態に!
この磁気ベッドに寝るだけで、こんなに数値が上がるなんて‼︎
いつもこのいい数値がキープ出来ればいいのですが、思い癖などによって精神状態が不安だと、また数値が下がってしまうのです。
それに一役買ってくれるのが、波動水です。
毎日6回に分けて飲みます。
考え方や、感情によって乱れた波動を、いい状態に戻してくれるそうです。
最初は私も、こんな水を飲んだだけで変わるの?と疑心暗鬼だったのですが、飲む前と、飲み終わった後に数値が変わるのを、目の前のパソコンの画面で見てしまうので、俄然治療にも前向きになります。
再度血液検査をした後、身体の状態を見ていただきました。
自分ではやらないので少々驚いたのですが、頭皮を押されると、メチャメチャ痛かったのです!
表面もブヨブヨしていることから、瘀血が溜まり、血液の循環が悪くなっているとのことで、頭針治療を勧められました。
エネルギー(気)は本来、下に下りて来なければならないそうなのですが、
(頭寒足熱)
私の場合は、頭に気があがってしまい、下半身が冷えている状態なのです。
(心火逆上、いわゆる“のぼせ”の状態)
また、この頃は子供を抱っこしなければならないことも重なってか、腰痛が酷く、突然ギックリ腰になってしまいました。
洗濯乾燥機から衣類を取り出そうとした瞬間、ウギャーっっっ!と悲鳴をあげるほどの激痛に襲われ、その場にうずくまって当分の間立ち上がれませんでした。
またいつ、あの痛みに襲われるかと思うと、怖くて背筋をピンと伸ばせない状態。
階段は勿論のこと、普通の道でもおばあちゃんのように腰をかがめてゆっくりじゃないと、歩けなくなっていました。
舌の状態や、白目の状態、手荒れや足、首のアトピーの状態などを見ていただき、記録用の写真を撮り、家族形態や、職場環境などを詳しくお話ししました。
ストレスの原因が何か、探ろうとしてくださっていたのだと思います。
色々な診察と、初診の際に受けた血液検査の結果、リンパ球の割合が20%弱とかなり低い(正常の値は35%~41%)ことから、癌になっていなければ、酷いうつ病になっていたかもね、と診断されました。
仕事は辞めて、稼ぐのは旦那に任せることは出来ないの?と聞かれました。
家のローンもあるので、辞めるわけにはいかないんです、と私。
しかし、この状態だと乳癌はよくならないよ、と言われました。
癌を治した人は、みんな食事内容だけでなく、それまでのライフスタイルや、考え方をガラッと変えることで治っていることを聞き、下記の本も読んでみるようにすすめられました。
仕事は辞められないと口で言いつつも、ギックリ腰で歩くことも恐いような状態でしたし、頭痛や肩凝りも酷く、身体はだるくて仕方が無いし、身体は明らかに限界でした。
また、乳房を温存出来るか、もしくは切らずに治せる治療法がないか、病院探しもしなくてはならないですし、半断食の食事療法も完璧にやらなくてはなりません。
永○先生には、自覚症状は無さそうだけど、うつ病の状態でもあるから少し仕事を休んだ方がいいと言われ、確かに仕事をしながら子育てをし、病院探しや治療をするのは難しいな…と思いました。
先生の穏やかな口調で安心感も得る事が出来て、色々な民間療法も、ひとつひとつ丁寧に試してみたいとも思い、会社に少しお休みをいただけないか相談してみよう、という気持ちが芽生えていました。
私の乳癌体験談(9)会社を休んで体質改善と半断食(ファスティング)を開始!
につづく…
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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