※乳癌の体験談を最初からお読みになりたい方は
「私の治療記録~宣告から再建まで~」より、ご覧いただければと思います。
通勤中に、目を皿のようにして乳癌の治療法を探していた際、一番最初に目が止まったのが、ムラキテルミさんの世にも美しいガンの治し方というサイトです。
体をキズつけず、髪も抜けず、薬も使わず治療され、見事癌を完治された記録コンテンツには、とても希望がわきました!
早速私も、このムラキテルミさん主治医である石原結實(ゆうみ)先生にお会いしたい!と思い、ランチの時間に会社を抜け出し、伊豆のヒポクラティック・サナトリウムに電話で問い合わせをしました。
電話口では、病状がわかる診断書を一度提出し、石原先生のOKが出ないと入所出来ないとのことで、パンフレットと書類の方を一旦自宅まで送ってくださるとのことでした。
届くとすぐに、Tセンターで出していただいた診断書と病状などを書いて送り返しました。
すると、1週間もたたないうちに、石原先生より、直筆も追加されたお手紙と共に、お断りの連絡が来たのです…。
理由は、ヒポクラティック・サナトリウムは保養所であり、病院ではないため、医師も常駐しておらず、不測の事態が生じた時に対応出来ない心配があること。
また、ガンは1個のガン細胞が出来て、西洋医学で診断できる最少の大きさ=直径0.5cm(ガン細胞10億個)になるまで、約20年かかるとされており、よって1回のジュース断食で、すぐ改善するものではないこと。
ガンは強物、曲者で、当保養所では責任ある対処が出来ないため、お受入するのは難しい状態、とのことなどが書かれていました。

石原先生からのお手紙
期待していただけにとても残念でしたが、全国から癌患者が押し掛けるのでしょうから、しょうがないな…と思いました。
まだ受診したわけでもない人間の診断書に目を通して、お手紙を書いてくださるなんて…。それも直筆でコメントを書いていただけただけで、とても嬉しかったのを覚えています。
結局は、お目にかかることは叶いませんでしたが、ご本は読ませていただきました。
お手紙では、温存手術をして下さる病院を見つけるのがベストと書かれており、川崎にある、総合新川橋病院の乳腺外科 村山医師の情報も同封してくださいました。
こちらの乳腺外科の特徴として、不要ならば乳房切除は行わず、乳癌治療ガイドラインは強制しないという、患者の意向を尊重する治療方針を取っているようでした。
しかし、当時の私は、絶対に切りたくない!という頭でいましたから、すぐに総合新川橋病院に連絡することはありませんでした。
ネットでの口コミを見ると、優しくお話を聞いてくださる先生のようで、一度診察を受けてみればよかったかなと思います。
そして、少しずつ知り合いからの情報も入ってきました。
ひとつは、東京八丁堀にある鶴○クリニックです。
医師は、酵素栄養学の第一人者で、断食(ファスティング)療法などで免疫を強化し、癌をはじめとする様々な病を改善させてきたようでした。
自由診療のためか、初診料が1万5000円(現在は3万になっているようです)と高額でしたが、切らずになんとか治したい一心でしたので、すぐに予約をとりました。
平日の昼間の時間しか予約が取れなかったので、会社を半日休ませていただくことにしました。
この時点で、こんなに頻繁に会社を早退したりしたことは、子供のこと以外では全く無かったので、とても気を使いました。
そして上司には、他のメンバーに隠さなければならないことを作ってしまって、本当に申し訳なかったな、と思います。
病名も病名ですから、本当にご心配をおかけしてしまいました。
しかし、他の激務をこなすメンバーに仕事以上の心労をかけたくないという思いもありましたし、
今でこそ、「私、乳癌なんです」と、はっきり、それも明るく言えるようになりましたが、当時は自分の口から病名を告げるのが怖くて怖くてしょうがなかったです!
病院探しもしたいけど、会社を頻繁に早退させていただくことにも気が引ける…この状況をどうしようかとても悩みました。
私の乳癌体験談(7)断食(ファスティング)療法を取り入れる免疫治療のクリニックへ
につづく…
最後までお読み頂きありがとうございました♪
ポチっと応援していただけましたら励みになります!
↓↓↓

