乳癌を美しく治そう!~私の乳癌 再建の記録~ 

30代(子供は4歳)で乳癌を発症。ステージⅡの全摘出をした元ワーキングママが、納得した治療法を探して、美しく再建し、明るい人生を取り戻すまで…

定期検査について 私の乳がん体験談

私の乳癌体験談(2)人間ドッグ先からの突然の電話~今だからわかる初期症状~

投稿日:2月 24, 2017 更新日:

※乳癌の体験談を最初からお読みになりたい方は
「私の治療記録~宣告から再建まで~」より、ご覧いただければと思います。

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今だからわかる初期症状とは?

実は、乳癌と宣告される4年前、子供がまだ0歳の産休中に、乳癌が見つかった方と同じ右胸の、脇の下に近いあたりに、しこりのようなものを見つけて、気になって近所の個人経営の乳腺外科を受診したことがありました。

その時は先生より、「授乳中で乳腺が発達しているからしこりのように思えるけど、悪質なものとは思えない、授乳が終わったら、また来てくださいね」と言われたのです。

「授乳中に乳癌になる確率ってほとんど無いんですよ」みたいなことも言われ、ちょっと安心し過ぎたのかもしれません。

でも実際、小林麻央さんも授乳中に発症されていたようですし、当時のお医者様にも乳腺炎だと思われていた、とブログで語られていましたので、授乳中に乳癌になりにくいという説は、私自身としては、安心材料には程遠いものと思います。

気になる方は、1つの病院だけではなく、信頼できそうな口コミの良い病院を探して、いくつか受診された方がいいかもしれませんね。

私も実際、いつのタイミングで発症したのかはわかりませんが、その当時から乳癌の小さな芽はあったのかもしれません。

このように、授乳中に気になる症状もあったため、1年に1回の会社の人間ドッグでは、毎年オプションで乳癌検診を受けていました。

卒乳後の人間ドッグでは、まだ乳腺が発達しているかもしれないと思い、エコー(超音波検査)を選択し、結果は、授乳中の症状と同じと思われる腋窩リンパ節腫大という追記のB判定でした。 

しかし、総合所見の部分では、「乳房の所見については、今のところ心配ありません。年に1回検診をお受けください」とのコメントだったので、
「ああ、これは前に見てもらった脇のしこりだな。まだ授乳が終わったばかりだからかな?」と思い、安心してしまいました。

そして、その翌年に受けた人間ドッグではやはり気になったので、マンモグラフィーと超音波検査の両方を受けることにしました。

結果、マンモでは右乳房腫瘤(しゅうりゅう)疑いでしたが、超音波では明らかな異常所見はありませんでした、との手紙。

結果、人間ドッグの結果報告書にはA判定の異常なしと明記されていたので、すっかり問題なかったものだと、安心してしまっていました。

会社の人間ドッグでの乳癌検診の結果

会社の人間ドッグでの乳癌検診の結果です。
右側に水色に色づけされたのが昨年で腋窩リンパ節腫大と記載。左側の白い部分が今年の検査結果で特に異常なしと表記されていました。

 

検査結果とは別に送られてきた手紙にも、「念のため、3ヶ月後にマンモグラフィによる再検査をおすすめします」と書かれていましたが、子育てと仕事で3ヶ月が本当にあっという間で、気になりつつも、当時は胸が痛むようなことも無く、しこりもなく、自覚症状もまったく無かったので、気づいたら1年後の人間ドッグを迎えていました。

わざわざ検査結果と別で送られてきた手紙。でも検査結果の判定はAでした。

乳癌検診を忘れてしまった年が運命の分かれ道でした…

再び迎えた人間ドッグのタイミングは、年末年始に向けた仕事が重なり、本当に仕事が忙しくて…。
というより、仕事の量自体は、以前より大幅に減ってはいるのですが、子供を迎えにいけるよう定時に帰るためには短時間で様々な仕事を片づけなくてはならず、毎日時間に追われていました。

自宅で夜メールチェックをしたり、自宅に持ち帰れるものは夜作業していましたが、会議や打ち合わせなどは、どうしても定時までに終わらせなければなりません。

人間ドッグへ行く日は、朝から直行でクリニックへ行き、午後に会社へ戻り、2時間程度のデスクワークでまた子供を迎えにいかなくてはならないため、大した仕事も出来ず、一日の業務が終わってしまいます。

そこに加えて、上司の「まだその仕事終わってないの?」という見えないプレッシャーもありますし、ほとんど仕事をこなせないまま帰ることになる後ろめたさもあり、その年は乳癌検診のオプションを受けずに、「少しでも早く会社に戻って、仕事を片づけなきゃ!」という気持ちになって、結局検査を受けませんでした。

これが私の運命の分かれ道でした。
この時、もっと気をつけておけばよかったのです!

でも、まさか私がという気持ちもありましたし、出産前は、深夜の2時~3時まで仕事をし、タクシーで帰るというハードワークをこなしていましたので、体力にも自信があり、それまで病気らしい病気もしなかったので、甘くみてしまっていました。

「乳癌になりやすい人の特徴」は当てにしてはいけない!

それまで、よく目にしていた「乳癌になりやすい人の特徴」という情報も、私にとっては逆に安心材料のように作用してしまいました。

「乳がんになりやすい人の特徴」

•初潮が早い(特に11歳以下)
•閉経が遅い(特に55歳以上)
•母、姉妹に乳がんになった人がいる
•出産していない
•授乳したことがない
•30歳を過ぎてから初産
•閉経後に肥満になった

なぜなら、上記項目のうち「30歳を過ぎてから初産」の1項目しか、私には当てはまらなかったからです!

しかし、乳癌患者であれば知っているであろう「乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか」という本でも書かれている通り、牛乳をはじめとする乳製品は、よく取っていたと思います。

「乳癌患者の朝食はパンと牛乳が多い」という説にも、バッチリ当てはまっていました。

スターバックスのカフェラテが好きでいつも注文していましたし、朝食は、会社と同じビル内にあるベーカリーで、アップルパイやスコーンなどをテイクアウトしていました。

ラテは、牛乳で割るわけですし、パイには沢山のバターが入っていますよね。

子供には、放射能の影響を考慮して、牛乳の変わりに豆乳を飲ませ、朝食も和食などをバランスよく食べさせていましたが、私自身は、朝食は時間が無いので子供に食べさせることに集中し、自分は会社のデスクで、メールチェックをしながらパイなどを食べてしまっていたのです!!

しかし、食生活全体が決して悪かったわけではありません。
スイーツは朝食だけのご褒美で、それ以外の食生活にはかなり気を使っていました。

ランチでも手作りのお弁当を持っていったり、外食でもなるべく野菜を多く取るように気をつけていましたし、夜は完全に自炊で子供と食事をとっていました。

当時は161センチで体重は49Kgくらいだったので、決して脂肪分ばかりとっていたわけではないと思います。

1年検査を忘れたら一気にD判定が出ることに!

忙しかった年に検査を忘れ、結果2年の間をあけてしまってから、通常通り人間ドッグのオプションである乳癌の超音波検査を申し込みました。

検診当日は、 超音波検査を担当した看護婦さんが、何度も何度も同じあたりで手を止めて検査用の写真を撮るので、不安になり思わず「もしかして何か異常が見つかりましたか? 」と聞くと、パソコンの画面から目を離さず、「私の口から結果はお伝えできませんので、先生からお話があるまでお待ちください」とのこと。

その年も、仕事と育児で時間に追われており、昨年検診を飛ばしてしまったことさえ、クリニックの受診履歴を見ていただくまで、忘れていました

結果が、かなり気にはなってはいたものの、バタバタと着替えて会社へすぐに戻り、デスクワークをこなして子供を迎えに行こうと思ったその時!

人間ドッグ先の先生から直接、私の携帯に電話があったのです。

電話口では「乳癌検診の結果が少々気になり、急を要しますので、近日中にクリニックに来ていただけますか?」と言われました。

深刻な口調に怖くなった私は、その場で主人に電話し、翌々日が幸い土曜日だったため、子供を主人に預けて、会社が休みの土曜日にクリニックへ再度伺うことにしました。

鼓動が早く感じ、嫌な予感がするものの、その時点では、今晩の夕飯は何にしようかとか、週明けの仕事の段取りにも頭がとられていたので、あまり悲観的になることもなく時間が過ぎていきました。

私の乳癌体験談(3)大病院での再検査(細胞診)を受ける。そして先生との喧嘩
につづく…


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