昨日の記事では、「温存手術を選ぶか?」「全摘手術を選ぶか?」の選択肢について、私が経験したことや、病院や専門書で知った情報などを元にして書かせていただきましたが、その続きを書かせていただきますね。
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私が乳癌の再建法をシリコンインプラントに決めた理由
再建術については色々な方法があり、私自身、まだまだ勉強不足なのですが、2016年当時に得た情報の中で、散々迷った末、シリコンインプラントでの再建に決めた経緯や、実際その施術を受けた満足度などをお話出来ればと思います。
実際、自分自身でシリコンでの再建手術を終えてみて知ったのは、
シリコンでの再建法(エキスパンダーからシリコンインプラントに入れ替える手術)は、手術時間が1時間以内と非常に短く、日帰りで受けられますし、痛みも、最初の全摘手術とは比べられないほど少なく、想像していた以上に、楽に行うことが出来た事でした。
全身麻酔においても、手術中はマスクで呼吸管理をしていただけるので、尿管を入れることもありません。(全摘手術の際、この尿管が私はとても苦痛でしたので、再建手術でそれが無かったのは、ありがたかったです)
また、手術後、すぐに日常生活に戻れたことも、とても助かりました。
お仕事や、子育てをされている方は、全摘手術の2週間程度の入院に加えて、再び、再建手術の際にも、何日間も入院し、何日もベッドでの安静を余儀なくされることは、かなり負担が大きいのでは思います。
実際、私自身も小さな子供がいましたので、再建手術の際に、また何日も入院しなくてはならないのは非常に困難で、再建を終えた後、“日常生活にいち早く復帰出来る”ということは、とても重要なポイントでした。
傷においては、胸の下の部分を切ってシリコンと入れ替えるため、この傷は、しわとまぎれてほとんど目立たず、新たな目立つ傷が出来るわけではないという事も知りました。
(※私が受けた再建手術の当日の様子や、痛みなどの詳細は、再建手術についてのカテゴリの記事も、よろしければご覧くださいね)
そして、2014年から、日本人に向く自然なしずく型で、もれたり、流れ出たりしない安全性の高い、コヒーシブシリコンインプラントが、健康保険の適用になったこともあり、費用の面でも大変助かりました。
かなり長く書いてしまいましたが、以上の理由から、全摘した上で、シリコンインプラントでの再建法が、自分には一番合っていたな、そして、この選択肢を選んで良かったな、と思った理由です。
以上の検討結果を踏まえて…
知り合いには、まずは、凍結治療を受けることが出来ないか、亀田総合病院へ相談に行くことをすすめました。
(この凍結治療を行っている福間先生の診察は、電話予約をしてから、2~3ヶ月位かかりますので、乳癌のタイプが、比較的大人しいタイプだということも考慮しています)
そして、凍結療法が出来なかった場合は、全摘して、シリコンインプラントでの再建(お金の余裕があれば、プラスして脂肪注入)をしてはどうか、とすすめました。
再発率にあたっても、温存手術を選択した場合は、「局所再発」と「全身(転移)再発」の両方を心配する必要がありますが、
全摘手術の場合は、乳房の中身を全部とっているわけですから「局所再発」の不安からは、解放されます。
…といっても、全摘した私も、転移での再発の方だけでも、十分おびえているのですがね…!
以上、だいぶ長くなってしまいましたが、同じような選択肢で迷っていらっしゃる方の参考になればと思い、書かせていただきました。
下記、バナーのリンクから、同様に乳癌の手術や、再建を経験されている方のブログも沢山ありますので、どうか、色々な方のご意見を読まれて、最良な選択が出来ることを願っております!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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