先日下記の記事にて、知人が乳癌になってしまったということを書かせていただきましたが、
色々悩まれた結果、温存手術をするという選択をされまして、無事手術が終わったとのご連絡をいただいたのですが、
なんと、主治医から病理検査の結果を聞く前に電話で「癌細胞がまだ残っている可能性があるため、再手術の必要があるかもしれない」と言われてしまったそうなのです。
どうも、病理検査の結果に先生が納得しておらず、外部の機関に実際先生が行って確かめたいため、病理検査を報告するための診察日程を延ばして欲しいとの連絡を受けたとのことでした。
手術が無事終わって、さあ、やっと身体が動くようになってきた!という時に、また手術が必要だなんて!
ご心労をお察しします…。
こんな短期間の間に、再度手術をしなければならないかもしれないなんて、本当にお気の毒です。
私が初めにこの事を聞いた際、どういうことなのか、全く理解が出来ませんでした。
術後1カ月も経ってないので、乳房内で再発したわけでもないでしょうし、こんなに短期間で再手術なんてことがあるものなのか?と驚き、色々調べてみました。
ネットで「温存手術 再手術」で検索してみると、がん・感染症センター都立駒込病院 – 外科(乳腺)のサイトに行き着きました。
下記、サイトからの抜粋です。
乳房温存手術においては術後の病理診断結果にて再手術による追加切除が必要になることがありますが、
この確率を可及的に低減するためにマンモグラフィー、超音波検査、MRI検査の結果を統合して解析し、切除範囲を決定しています。
また切除検体は手術中に検体のレントゲン撮影を行い、切除断端と病変の間が十分に確保されていることを確認しています。
事前のMRIなどの検査で乳癌の大きさや範囲などを十分に確認して、手術中もチェックし、問題ないと医師が思っていたとしても、
手術で切り取った癌の部分を精密検査してみると、切った断片に癌細胞があったりすることがあるのですね…。
手術で癌を切り取る時は、予め少し広い範囲を取るのでしょうが、切除した部分がギリギリで癌がある部分をまたいでしまい、まだ癌細胞がある箇所が、乳房内に残ってしまったということでしょうか。
その場合は、完全に癌の部分を切り取れたわけではないので、再度手術が必要なようです。
知人は、病院側の不手際なのに、身体&精神的な負担だけではなくて、再手術の入院費用なども自分か持たなくてはならないのか、とおっしゃっていました。
確かに、事前に医師からこういった再手術の可能性を説明されていなければ、全摘手術を選んでいたかもしれませんよね…。
知人も、患部を開いてみて、癌の範囲が広がっていたら、「全摘してくださいね」と医師にお願いしていたそうですが、
現場からすれば、温存を全摘に変更するには、それなりの覚悟も必要ですし、
詳しいことはよくわかりませんが、実際手術の際は、癌の範囲が広がっているとは確認出来なかったため、温存のまま、傷口を閉じたのだと思います。
私だけではなく誰もがそうだと思いますが、手術は出来るだけ最低限に、身体の負担も軽く終えたいものです。
1度の手術を受けるだけでも、私のように何年も先延ばしにするほど抵抗感がある方もいらっしゃるかと思いますので、
温存手術には、こういったリスクがあるよ、ということをお伝え出来ればと思い、書かせていただきました。
これから温存手術を選択しようと思われている方は、このようなことがあることを知らずに温存手術を受けるのと、知って覚悟を決めた上で受けるのでは、心構えが違うと思います。
知人の女性からは、よければブログのネタにしてくださいね!と言っていただきましたので、(ありがとうございます‼︎)
引き続き進捗状況を、皆さまにも共有させていただきますね。
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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