乳癌を美しく治そう!~私の乳癌 再建の記録~ 

30代(子供は4歳)で乳癌を発症。ステージⅡの全摘出をした元ワーキングママが、納得した治療法を探して、美しく再建し、明るい人生を取り戻すまで…

私の乳がん体験談

妊娠中や授乳中には乳癌にならないという説は信じないで!

投稿日:6月 30, 2017 更新日:

小林麻央さんの乳癌発症時の情報を見ていて、これは書いておかなくては!と思うことがあります。

それは、「授乳中に乳癌になることはほとんどない」と、
麻央さん同様、私も医師から言われて、少し安心してしまっていたことです。

麻央さんの場合、2人目の息子さんが誕生されたのが、2013年の3月。

そして、乳癌と発覚したのは、2014年の2月頃のようですが、息子さんがまだ1歳未満ですから、その時は、まだ授乳中だった可能性があり、授乳中もしくは、出産前に乳癌を発症していることも考えられます。

私自身の体験にも置き換えてみますと、

子供を出産したのが、2010年7月。
乳癌とわかったのは、2014年10月ですから、子供は4歳にはなって卒乳していたものの、

2010年の出産した後に、乳癌になった方と同じ右胸の近く、どちらかというと脇の下に近いあたりに、しこりのようなものをみつけて、近所の個人経営の乳腺外科を受診していました。

その際には、超音波検査をやっていただいたのですが、
「授乳中ということや、個人的な体質もあり、乳腺がとても発達しているために”しこり”のように思えたのかもしれませんが、悪質なものとは思えません。このまましこりが消えず気になるようでしたら、授乳が終わった後に再度来てください」と言われました。

また、「授乳中に乳癌を発症する可能性は、ほとんど無い」とも言われました。

私はその言葉を聞いて、専門家が言うんだし、あんまり神経質になってもよくないな、なんて思ってしまい、子育てに追われる日々が続いて次第に忘れていきました。

また、乳飲み子を主人や、誰かに預けて病院へ行くのは本当に難しかったので、その病院とはそれっきりになってしまっていました。

そして、1年後の2011年秋、会社に復帰していたため、会社の人間ドッグで超音波検査を受けると、授乳中の症状と同じと思われる腋窩リンパ節腫大という追記のB判定でした。

しかし、特に受診を勧められることもなかったのと、前と同じことが原因かなと思い、そのままにしてしまっていました。

家族や親類に乳癌になった方もいなかったし、まさか自分が!という思いがありました。

しかし、翌年の2012年秋の人間ドッグでは、気になっていたので、今度は、マンモグラフィーと超音波検査の両方を受けることにしました。

結果、マンモでは右乳房腫瘤(しゅうりゅう)疑いでしたが、超音波では明らかな異常所見はありませんでした、との手紙。

改めて自分で胸を触って、しこりがないか探してみましたが、
特に目立ったしこりも無く、ひきつれや痛みなども一切ありませんでした。

会社の人間ドッグでの乳癌検診の結果

会社の人間ドッグでの乳癌検診の結果
水色に色づけされたのが、昨年(2011年)、白い部分が今年(2012年)という表記方法になっています。

 

わざわざ検査結果と別で送られてきた手紙。でも検査結果の判定はAでした。

そして、その後の経緯は、下記記事に詳しく書かせていただきましたので、併せてご覧いただければと思うのですが、

私の乳癌体験談(2)人間ドッグ先からの突然の電話~今だからわかる初期症状~

2013年には、人間ドッグでの乳癌検査のオプションをつけることを忘れてしまい受けず、この年受けなかったのが非常にまずかったのですが、
2014年に再び人間ドッグで超音波検査を受けると、一気にD判定。

人間ドッグの先生から電話がかかってくるほど、腫瘍が大きく(2cm近く)になっていたのでした。

その後、紹介状をいただいて駒沢公園の隣のTセンターで、精密検査を受け、細胞診を行って癌を宣告された際、先生に言われたのは、

私の乳癌のタイプは、

■ホルモン受容体 ER+ PgR+(女性ホルモンで増えるタイプ)
■HER2-(進行はそんなに早くないタイプ)

で、ルミナルA型と言われる比較的おとなしいタイプの乳癌だそうなので、
検査をし忘れたここ2年の間に、急激にここまで大きくなるのはあまり考えにくいなぁ、とのことでした。

乳癌というのは、比較的進行が遅く、一般的には7~8年くらいかかって1cmの腫瘍になるらしいのです。

(しかし、1cmまで成長してしまった乳癌は、細胞分裂が早く進むため、1年で2cm位の大きさまで成長することは多いらしいので注意)

3年半前までは授乳をしていたわけですから、授乳中、もしくは、妊娠中に、既に乳癌を発症していた、ということも考えられるわけです。

(妊娠前の乳癌検査では、触診もしていただきましたが、まったく異常ありませんでした)

改めてネットで調べてみると、
授乳中に乳癌を発症する確率は1%とのこと。

しかし、1%であっても、かかる確率はあるのですから、もっと気をつけておくべきだったな~と、とても後悔しています。

子供が小さいうちは特に、自分のことを後回しにしがちですが、
1cm以下で見つかる乳癌と、2cmくらいに大きくなってしまったものとでは、進行のスピードや、治療方法もかなり違います。

早くみつけていれば、メスで切らずに治せる凍結療法という手術法もあります。

私の乳癌も、あと1cm小さければ凍結療法が受けられたのに…

私が受けたかった乳癌を切らずに治す 凍結療法

よって、人間ドッグや自治体などの検査を受けた際、少しでも気になることがありましたら、乳癌の症例が多い、大きな病院へいってくださいね。

個人病院では、検査機器がそろっておらず、また紹介状を持って、別の病院へ行く、ということにもなりかねませんから、PET検査などが出来る、大きな総合病院に行かれた方が楽かなと思います。

また、今でこそ、北斗晶さんや小林麻央さんのおかげで乳癌検診を受ける方が多くなりましたが、私が20代の時は、35歳以上にならなければ、会社の人間ドッグのメニューには入ってきませんでしたし(オプションで自費で受けなければならなかった)この検査、必要あるのかなぁ~なんて思って受けていました。

しかし、妊娠中は精密検査は受けられませんし、授乳中は、たとえ乳癌があったとしても、とても見つけにくいそうですから、妊娠・出産前に、検査を受けておくことは大事かなと思います。

乳癌のタイプにより、一気に進行するタイプもありますので、もしこのブログを読まれて、胸や、脇の下で気になる症状がありましたら、まめに(半年に1度くらい)定期受診されてくださいね。


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