私が乳癌の全摘手術を受けるために入院をしたのは、昨年の2016年4月でした。
その際、亀田クリニックの病室について、どんな備品があるのか、収納スペースはどの程度あるかなど、ネットで調べてみたのですが、その当時はあまり細かい情報は得られなかったので、これから入院する方のために、書き残しておきたいと思います。
亀田クリニックの場合は、差額ベッド代が必ずかかってしまうのですが、私の場合は、2週間ほど入院することを想定していましたので、
今後の治療費のことも心配だし、個室にするほど贅沢は出来ないな~と思い、4人の相部屋の希望を出したところ、A棟に決まりました。
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4人相部屋で過ごした感想は?
A棟は、セキュリティもしっかりしていますし、新しくてとても綺麗でした!
1階にはベーカリーがあったりして、なんだか病院らしくないんですよね。
幸い窓際のベッドにしていただけたので、見晴らしもよく、とても快適に過ごすことが出来ましたよ♪
4人部屋ですが、全員女性でした。

4人相部屋のお部屋はこんな感じです。収納もたっぷりあるので化粧品や本などもしっかり収納出来ました。

2つの引き出しのうち、下の引き出しは鍵付きです。
下の白いボックスは冷蔵庫です。右下のグリーンの部分は、TVの視聴カードを入れます。
こちらは、私が滞在させていただいたA棟のベッドからの眺めです。

左上の林から先が海です。ただぼーっとこの景色を眺めていた時もありました。
他の3人の方と譲り合って、トイレやお風呂を利用しなくてはならないのですが、シャワーの時間が決められている点だけ、個室とは違って不便でしたね。
しかし、手術した後は当分シャワーは浴びられませんので、手術前の2日間だけの利用でしたので助かりました。
(後ほど書かせていただきますが、病院側の都合で、7日目に個室に移ることになったのです)
あとは、トイレがやはり気を使いました。
私は入院前から生理になってしまい、手術前日は緊張のせいか、吐き気のある頭痛になってしまい、そういった場合は、トイレを独占するわけにはいきませんので、少々不便でした。
あとは、食事の時に、もの凄く不快な音を立てて食べるおば様がいらっしゃり…(!!!)
独り言もうるさいし、とても気になるので、ヘッドホンで音楽を聞きながら食事をしました。
この病室に、共有のシャワーと、洗面所、お手洗いがついていますが、広さもあり、使いやすかったです。
TVは向きや角度が自由に変えられました。
ヘッドホンが必須ですので、お忘れなく!

TVはこんなアーム式になっており、自由に移動が出来ます。視聴するには、別途時間制限のあるカードを購入する方式です。
A棟でよかったのは、病室を出てすぐにラウンジがあり、そこからの眺めが素晴らしかったこと!
全面が海で、病院に入院していることを忘れてしまうほど!!
ハワイのコンドミニアムにいるようでしたよ!(それは言い過ぎかな?)

逆光で見難くてすみません。同じフロアの患者さんが自由に滞在できるラウンジです。景色が素晴らしいです!
ただ、こちらのソファーでコーヒーなど飲みたいところですが、ラウンジでの飲食は禁止でしたので叶わず。
まあ、ここで飲食が出来たら、ここに皆さん、たまってしまいますからね!
少し気分転換をしたい時には、このラウンジで読書などをして過ごしました。

あいにく天気が悪い時に撮ってしまいましたが、天気のいい日は海がとっても綺麗でした!
少々不便だったのは、私の病室からは給湯室がすごく遠かったので、お茶を入れるためのお湯を取りに、1日に何度か通わなくてはならなかったことです。
よって、ティファールのような小さなポットを持ち込むか、保温機能付きの水筒をお持ちになられるとよろしいかと思います。
病院食について
決して不味くはありませんが、やはり病院食なので味気ないです…!
普段、ふりかけなどはほとんど食べませんが、一応持ってきてみた、ゆかりや、ちりめん山椒が、大活躍でした!
小さいお醤油などもあればよかったな…と思ったメニューもありましたね。

一週間分をまとめて、2種類の献立から選べます。これは多分夕食だったかな。
入院して7日後…
先述しましたが、手術を終えて4日ほど経った時のことでした。
病棟の婦長さんから、「折り入ってお話が…」と小声で話しかけられたので、何事でしょう?と思いましたら、
これから入院してくる患者さんを、このお部屋でチーム編成で看護したいので、K棟の個室に移っていただけないでしょうか?と言われたのです。
それも、個室代はかからず、現状の差額ベッド代でOKとのこと!
わぁ~!!!
ありがたい・・・・!!!(涙)
この時ばかりは、「手術よく頑張ったね! 」と、神様からご褒美をいただいたようで嬉しかったですね!
もちろん、即答でOKしまして、全身の痛みに耐えながら、荷物をまとめました。
荷物は、トランクにさえ詰めれば、後は全て看護婦さんが、個室の方に移動してくださいました。
レディースフロアでの個室で過ごした感想は?
追加費用も無く移動させていただいたお部屋なので、眺めはまったくよくありませんでしたが、やはり個室はよかったです…!
まず、他人の生活音がないので、とっても静か。
女性フロアというだけあって、大きなドレッサーがついていて、ゆっくりお肌のお手入れなどが出来ます。
また、ポットとティーカップセットもあったので、ベッドとは別のソファーで(このソファーは家族が宿泊する際のベッドにもなります)、食事をとったり、お茶したり、読書をすることもできました。
術後やっとシャワーを浴びられるようになった時期でしたので、時間なども気にせずに、ゆったり浴室を使用することができました。
個室では、アロマをたいたり、TVもヘッドホンもせずに音を出して見ることが出来ました。(ちなみに部屋代に料金が含まれているため、カード式ではなく、つけっぱなしにしていてもok!)
部屋の室温や空調を、自分で変えられるのも助かりましたね。
相部屋だと、送風が強くて肌寒く、室温を上げていただくのに、その都度、看護婦さんにお願いするしかなかったのです。
こうして、残りの6日間の入院生活を、個室でゆっくり過ごさせていただきました。

K棟の女性専用フロアのラウンジには、ファッション雑誌や本などもあり、くつろげます。こちらも眺めが素晴らしい!
アメニティグッズや、タオルなども、ホテルのように揃っていましたよ。
お部屋でお湯を沸かして紅茶やコーヒーを楽しめたのには、本当に心が救われました。
相部屋と、個室と、両方で過ごすことが出来たのはとてもラッキーでしたね!
個室料/差額ベッド代について
病室についてですが、私が最初に宿泊した女性のみのお部屋は、4人相部屋で1日 6,480円(税込)でした。
そして、個室になりますと、Kタワーと呼ばれる受付からも一番近くて便利な中心のビルとなり、家族も一緒に宿泊することが出来ます。
個室代として、室料差額は1日 12,960円(税込)です。
食事代は別になります。
こちらは、セキュリティもしっかりしていまして、女性専用フロアがありますので、パジャマのままでラウンジで過ごしていても、安心感があります。
私の場合は、癌保険などに入っていなかったので、コストをおさえるために相部屋を申し込みましたが、やはり個室の良さも知ってしまうと、個室って快適なんだな~と、しみじみ思いました。
亀田クリニックの場合は、場所が海の目前ということもあり、入院生活を送る、というよりも、まるでリゾートホテルにいる感じに過ごせるので、手術後の悲しみを紛らわすことが出来ます。
もし、入院手当のつく保険に入られていたり、ご予算に余裕がありましたら、日ごろの自分へのご褒美だと思って、個室を選択されるといいと思いますよ!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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