今朝は秋晴れが気持ちいいですね!
10月に受ける予定だった、乳頭の再建手術(乳頭移植)ですが、
子供の行事や諸事情があり、12月に延期することにしました。
とはいえ、手術の予定表と、手術承諾書は、早めにクリニックの看護婦さんが郵送してくださいまして、手術を受けるにあたっての注意などが丁寧に書かれておりましたので、ご紹介させていただきますね。
いよいよ、私の乳癌 再建手術のクライマックスが近づいてきました~!
これまでの道のりは、体調も順調に回復し、嬉しかったこともありますが、ショックなこともありましたし、感情的にすごく揺さぶられたせいか、とても長く感じましたね…
エキスパンダーを入れて11ヶ月後経った今年の1月に、シリコンに入れ替えをしましたから、今年中になんとか再建手術の全てが終わる予定です。
すっきりした気持ちで年越しできるよう、どうか無事に手術が終わり、綺麗な状態に戻りますように…!
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乳頭再建の方法について
乳頭の再建方法については、3種類の方法があります。
(1)健側からの移植
健側の乳管のうち数本を採取して、神経と共に移植する方法です。
下記の写真のように、水平に採取する場合と、縦に採取する場合がありますが、これは個人の乳頭の大きさ、形によるそうです。

ブレストサージャリークリニックの岩平院長のご本「これからの乳房再建BOOK」から。
移植により、健側の乳頭の大きさは少し小さくなりますが、傷はまったくわからなくなり、性的な感覚も変わらず、授乳にも影響が無いそうですよ!
人間の身体の回復力ってすごいですよね…
(2)局所皮弁法
健側に移植するだけの大きさが無い場合や、健側をいじりたくない人、両側の再建を行っている場合では、
再建された乳房の皮膚を星型に切って、組み立てる局所皮弁法(Star flap またはSkate flap)が用いられます。
この方法は、皮弁の中身が伸展させた脂肪になるため、支柱がやわらかく、ブラジャーの圧迫やうつぶせ寝でつぶされると、平らになってしまうことが少なくないそうです。
しかし、健側を傷つけない意味ではいい方法ですね。

ブレストサージャリークリニックの岩平院長のご本「これからの乳房再建BOOK」から。
(3)タトゥー(刺青)
健側の乳頭が陥没していたり、これ以上手術したくないという人は、乳輪のタトゥーをするのと同時に、乳頭の部分の色を変えて立体感を出して、乳頭があるかのように見せることもできます。
実際には乳頭はないため、横から見ると平らですが、ちょっと見た感じではわからないようです。
私が選んだ乳頭の再建法について
この3種類の再建方法のうち私が選んだのは、(1)健側からの移植 です。
私も出来れば、健側の乳頭にまで傷をつけるのは怖いし、嫌だったのですが、(2)局所皮弁法 に関しては、以前看護婦さんより、形が保てず戻ってしまうことが多い、ということを聞いたので、健側の移植にすることを決めました。
(3)タトゥー(刺青)については、鏡にうつった姿を見て毎回気になるでしょうし、私の場合は、健側の乳頭がすごく小さいわけではないので、乳輪しかない現在の状態でも、自分自身で左右差がかなり気になるからです。
この健側からの移植手術の方法を主人に話すと、そんなに怖いことするの…とひかれましたね!(笑)
私の乳癌友達も、健側を傷つけるのには抵抗があるようで、シールタイプの乳輪乳頭にしようか、と考え中のようです。
しかし、私の場合は今まさに、子供と一緒にプールへ行ったり、温泉へ行ったりし始めたところでして、この先レジャーを気兼ねなく楽しむためにも、出来るだけ前の状態に戻したいというのが、私の希望でした。
※ここからは、私が選んだ(1)健側からの移植の手術についての詳細と、受けるにあたっての注意をご紹介させていただきますね。
(看護婦さんからいただきました手術予定表に記載してあった内容です)
手術にかかる時間と麻酔方法について
麻酔は、局所麻酔を使うそうです。
そして、手術にかかかる時間は1時間もかからず、当日帰宅することが可能です。
手術当日の注意
手術を受ける当日にあたっては、下記の点に注意が必要とご連絡いただきました。
★お化粧はしてきてもOKだが、マネキュアは事前に落とすこと。
★指輪、ピアス、ネックレスなどの貴金属類は外しておくこと。
★履物は、ヒールが無くて、脱ぎ着しやすいものにすること。
★服装は、手術後、両方の乳頭付近にガーゼをのせて、テープで固定するため、胸のあたりがゆとりのある服装で来院すること。
★手術当日、自身での車やバイクの運転は避けること。
飲食物の制限について
局所麻酔での手術のため、特に食事や、水分が取れないことはありませんが、下記について注意が必要です。
★飲み物の制限は無し。
ただし、アルコールに関しては、手術前日から(2週間後の)抜糸まで禁止!
★手術前の食事は軽めにする。
(あまり消化の悪いものをがっつり食べてしまうと、術後の身体の回復に影響が出てしまうからでしょうね)
★出血の原因になるため、手術前日から抜糸までの間は、刺激の強いもの、辛いもの、身体を温めるような食事は控える。
手術費用について
私が受ける健側からの移植については、保険適用の3割負担で手術が可能です。
料金は、3万円前後とのことでした。
その他の注意事項
タバコは、皮膚の血管を損害し、傷の治りが悪くなることがあるそうで、手術決定から抜糸までは禁煙するよう注意書きが添えられていました。
幸い、私は喫煙者ではないため、その点では禁煙の我慢も必要無いのでよかったのですが、
下記記事でもご紹介させていただきましたように、全摘手術をした際に血のめぐりが悪かったせいか、乳頭が半分壊死してしまったため、手術後は、厳重に注意しながら、生活したいなと思っています。
12月に無事、乳頭の移植手術が終わりましたら、ご参考までに写真もおさえておき、また改めてご報告させていただきますね!
乳頭の再建方法については、主治医の岩平院長のこちらの本を参考に書かせていただきました。(私はバイブルのように熟読しております!)
これから乳頭の手術を予定されている方のご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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