私が2016年の夏に受けた乳癌の抗がん剤治療(q3w TC療法)の副作用について、
昨日の記事では初回から2回目の投与時の体調の変化や、副作用をご紹介させていただきましたが、
今日は3回目から4回目の投与時の状態や、副作用について書かせていただこうと思います。
スポンサーリンク
抗がん剤投与時のクリニックでの様子
3回目になると、投与にも慣れてきました。
Kクリニック京橋の抗がん剤の担当の看護婦さんが、本当に親切で、丁寧で、優しくて、とても快適に点滴を受けることが出来ました。
明るく話しかけてくださって、本当に素敵な看護婦さんでした!
投与する際に、手にでっかいアイスノンの手袋と、足にもでっかいアイスノンのブーツをはかせてくださいました。
これは、抗がん剤が手や足先に行き渡って、それぞれの神経が麻痺しないように防ぐ為のようです。
痛いくらいに冷えるので、肩には温かい湯たんぽをのせてくださいました。
何人かの方と一緒に受けるのですが、ベテランさんは、コンビニでコップに入ったタイプの氷を買ってきていて、それを舐めながら点滴を受けていました。
口内炎に効果があるのだと思います。
頭にも、自家製のアイスノンで帽子のようにして、髪を抜けるのを防いでいらっしゃいました。
私は1回目で抜けてしまって、もう今更遅いので、何もせず、腕に痛みがなく、スムーズに点滴が入ることだけを注意して受けていました。
飲み物や、軽い食事(おにぎり)なんかを食べながら受けてもOKでしたよ。
照明を少し暗くしてくださったり、空調にも気を使ってくださり、本当に助かりました。
抗ガン剤治療の際も、Kクリニックでよかったな、と心底思いました。
抗ガン剤治療中の日常生活
抗ガン剤治療中は、乳輪の傷がまだしっかり閉じきれていなくて、身体に吸収されるはずの溶ける糸がボロっと取れたり、傷が不安定で怖かったです。
感染症も怖かったので、傷口を綺麗にする意味でも、具合が悪い日でも軽くシャワーだけは浴びるようにしました。
首筋や背中が冷たくなっているので、そこを温めると気分も少し良くなりました。
口内炎も出てきて、歯磨きの際に歯ぐきから血が出ることもあったので、歯ブラシは毛先の細い、やわらかいタイプのものに変えました。
抗がん剤【投与3回目】の症状
【1日目】
7月になり、外は物凄く暑いのですが、身体は冷えているようで、暑いのか、寒いのか、よくわからなくなりました。
この日は、抗ガン剤治療を終えて帰り、自分自身は軽く食事をして、子供にもご飯を食べさせて、一緒にお風呂に入り、早め(21時頃)には就寝しました。
しかし、1時間もしないうちにトイレへ行きたくなり、ウトウトしたと思ったらまたトイレ!という感じで、朝方までに7回くらいトイレへ行ったでしょうか。
頻尿の症状ですね。
また、今まではほとんど吐き気は感じなかったのですが、今回はムカムカするものの、実際に吐くほどではなくスッキリしない感じでした。
朝方に落ち着いてきて、やっと5時から8時くらいまで眠ることが出来て、その後子供を保育園へ送り届けると、またぐったり死んだように眠りました。
【2日目】
今回も抗ガン剤を打った翌日である今日に、白血球を増やす注射を受けに行きました。
帰りにちょこっとスーパーへ寄るも、自分自身が食べたいものは特にありません。
でも、シャインマスカットと、キュウイだけ食べたかったので、自分用に買いました。
抗ガン剤治療中は、育ち盛りの子供の栄養のことだけを考えて食事を作りました。
私は付き合って食べるという感じです。
自分1人だったら、もっと適当で、ちゃんと食事しなかったかもしれませんね。
子供のお陰で、やつれることも痩せることもありませんでした!感謝!
【3日目】
今回もまた、耳の裏のあたりの顔のリンパと、首全体、そして脇の下のリンパの部分が熱を持ったようにすごく痛くなりました。
アイスノンで冷やすと楽になるのですが、冷やしすぎると今度は身体の方が寒くなって、調整が難しかったです。
夜中はまた頻尿の症状で、落ち着きませんでした。
【4日目】
この日は特に腰が酷く、身体中痛いし、眠くて眠くて、朦朧としながら寝続けました。
朝食を作り、子供を保育園へ預けると、夕方まで何もせず、ただただ寝ていました。
抗がん剤治療中は、音楽も聞きたくないし、TVも見たくありませんでした。
匂いにも敏感になり、食事を作っている時の匂いだけで具合が悪くなりそうでした。
特に揚げる油の匂いがダメで、油物は一切作りませんでした。
また、普段読書は大好きなのですが、目も腕も凄く疲れるので、まったく読めませんでした。
ただただ、静かに眠りたいだけ…。
【5日目】
この日は、子供の保育園の夏祭りのイベントがあり、どうしても行きたかったので、頑張って着替えていきました。
魚釣りゲームをしたり、ヨーヨー釣りをしたり、子供達みんなが盆踊りをする姿を見て癒されましたね。
同級生の子供達も、0歳の、まだ立てない時から知っている子達なので、親戚の子以上に可愛くてしょうがないのです!
子供達みんなの成長が嬉しくて、他のお母さん方との会話も楽しかったのですが、途中寒くなってしまい、体力的に限界で、子供と主人を残してタクシーで帰ってきてしまいました。
吐き気は無いのですが、ずっと立っていると辛いのです。
シャワーも浴びずに、ベッドに横になりました。
抗ガン剤治療中は、身体の具合もいまいちで、思いっきり遊ぶことは出来ませんが、楽しい気分転換の外出は大事ですね!
早く元気にならなきゃ!と会う方々にパワーをいただけます!
【6日目】
義母が来てくださったので、主人と子供と三人でウルトラマンフェスティバルへ遊びに行ってくれました。
子供は夏休みも関係なく保育園へ預けてしまっていたので、申し訳ない気持ちで一杯で…。
楽しい週末を過ごしてくれただけで嬉しいし、安心します。
私は家でゆっくりさせてもらい、夕方に都知事選で小池さんに投票しにだけ、近くの中学校へ出掛けました。
保育園の待機児童の問題や、放射能汚染の問題などのスムーズな行政対応を期待して!
【7日目】
日中起き上がって家事などをやれましたが、胃が痛くて、食事があまり取れなくなりました。
果物とおかず少し。ゼリーやヨーグルトなど。
【8日目】
胃薬は飲んでるのに胃が痛い!吐き気もあるが、吐けないような辛い症状。
【9日目】
胃が痛いのは引き続き。
ついに血便が出てしまいました!何処かの粘膜が傷ついているのでしょう。
子供が保育園へ行っている間、お友達と少し会う予定でいましたが、体調もいまいちで、申し訳ないのですがキャンセル。
【10日目以降】
胃痛も落ち着き、だいぶ元気になってきました。普段通りの生活に戻ってきています。
お盆が近づいてきたので、私と子供だけ先に主人の実家に帰省することにしました。
花火大会へ行ったり、思い出も作れるし、みんなで子供の面倒を見てくれるのでとても助かります。
夜は、東京よりも断然涼しくて快適!
次の抗ガン剤治療までお世話になりました。
抗がん剤【投与4回目】の症状
ついにあと一回で抗ガン剤治療も終了です!
だんだん慣れてきて、具合の悪いタイミングもわかってきました。
今回は、子供を主人の実家に預けて、私だけ先に東京へ戻ることになりました。
「病院に行かなきゃいけないから、ママだけ先に東京へ帰ってるよ」と言うと、子供は庭で土いじりしたり、義母の料理の手伝いをしたりするのが楽しかったのか、自分はここに居る、と言って、私が寂しくなるほどでした。
0歳から保育園へお願いしているからか、とても自立しています。
全摘手術の入院以来、子供の仮面を被った老人か?と思うほど落ち着いていてビックリすることが度々でした。
私が子供だった時は、ママから離れるのは絶対嫌だったのに。
具合が悪いママと狭い東京にいるよりも、田舎でいろんな方々に声をかけてもらって、のびのびと楽しい夏を過ごす方が楽しかったのでしょうね!
私自身も、自分のことだけを考えて療養出来るのは本当に助かりました。
食べたい時に食べて、物音も気にせず、ひたすらベッドで休みました。
義母には本当に助けていただき、感謝以外の言葉が見つかりません。
【1日目】
今回も、抗ガン剤を投与した当日は、身体中が熱くて興奮した感じで、朝方まで眠れませんでした。
しかし、トイレだけは本当に頻繁にいきました。トイレのために生きているみたいに。
主人も海外出張でいなかったので、久しぶりに本当に一人ぼっちの夜でした。
【2日目】
白血球を増やす注射をしに、またクリニックへ行きました。
この注射が高いんですよね〜!
日差しが強くて、頭がクラクラしました。
猛暑の日に、帽子とサングラスにマスクだと、サングラスは曇るし、本当に怪しい人になるので、外を歩くのは最低限にしました。
【3日目】
怠いけどそんなに酷くなく、一日中静かにしていました。
【4日目】
前回同様、4日目の夕方頃から顔、首、背中、脇の下などが熱を持ったように痛くなりました。
【5日目】
全身が痛くて、一日中寝たきりでした。
食事は、朝は果物とパンを少し。昼はちょこっとクッキーをつまむ位で、夜は昨日作ったシチュー。
子供も主人も居ないし、もういいやっていう位、適当で手抜きです。
また夜中に朦朧としながら、トイレばかり行きました。
【7日目】
この日から霧が晴れたように、やっと朦朧とする段階が抜けました。
何故か、掃除や家の整理をしまくりました。
【8日目】
もうだいぶ元気になって、近所の氏神様へ参拝にいきました。
外の空気を吸ったら、空がキラキラしていて、視界も明るく感じます!
一日子供が居ないタイミングは今までほとんど無かったので、お風呂掃除や、普段出来ない換気扇掃除なんかもして、家中を綺麗に片付けました。
フローリングのオイルまで塗りましたよ!
【9日目】
ついに足先が痺れるような感覚が出てきました。正座をして痺れたような感じです。親指だけ強く感じます。
かかとあたりは、あまり感じません。手も大丈夫です。
親指の爪を見ると、ちょうど手術をした時期の影響か、爪に横線の段差の筋が入っていました。
その後、身体は順調に回復していきましたが、何だか物忘れが激しくなりました。
脳が働かない感じです。
外出した際、カーディガンが見当たらず、トイレの扉にかけて忘れてきてしまったのか、レストランの席なのか、本気でよく思い出せませんでした。
結局はバッグの中に小さく入ってたんですが…。
また、指輪が見当たらず、高速のインターのお手洗いで外したような気がして、本気で焦りました。
バッグにも無いし、チェストにも無いし、もうダメだ…
と思ったら、ひょっこり小さなポーチから出てきました。
思考回路が停止してる感じです。
あとは、その後2~3ヶ月近く、眠くて眠くてしょうがなかったです。別の病気か?と心配になるほど。
毎日子供を保育園へ送り届けると、まず少し休まないと、夕方まで持ちませんでした。
夜もしっかり寝ているのに、昼間も夢を見ながら眠り続けました。
6月に1回目の抗がん剤治療をし、8月中に終了しましたが、年末まではいまいちな体調でした。
抗がん剤が終わって、ホルモン治療をまた再開した事にも原因があるかもしれません。
車の運転が危ないと思うほど、目が霞んで、視力も落ちているようでした。
日中お昼寝をしなくて済むようになったのは、年明けを過ぎてからでした。
年が明けたら、何かが抜けたように、眠らずにも済むようになりました!
やっぱり、あの猛烈な眠さは、抗がん剤から身体が回復しようとしていたんですね!
ふと気付いたら、9月頃から、足の親指の爪の両側に縦に黒い線が入っていました。手の爪は特に着色などは大丈夫でした。
私の場合は、真っ赤なマネキュアが好きなので、その線も隠れるし、元気が出るので、真っ赤なマネキュアで気持ちも奮い立たせていましたよ♪
むくみなどが酷い方もいらっしゃるようですが、私の場合は、むくみは大丈夫でした。
9月頃から、エプソムソルトを入れて、デトックスを意識したのがよかったのかもしれません。
エプソムソルトについては、是非こちら↓の記事もご参考にしてみてくださいね!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
ポチっと応援していただけましたら励みになります!
↓↓↓

