私が乳癌の手術をすると決断出来たのは、再建の専門医ブレストサージャリークリニックのI先生の診察を受けたことにあると、以前こちらの記事で書かせていただいたのですが、
ブレストを知ったきっかけは、ある知り合い方のお友達が、私と同じ乳癌になり、こちらの病院で再建したというリアルな口コミを聞いたからでした。
その方は、元々小さな胸にコンプレックスがあったようなのですが、
乳癌になってしまって、どうせ全摘手術をしなくてはならないなら、この際綺麗にしてしまおう!と思い、健側の胸も豊胸し、両方の胸をとても綺麗に再建することが出来て、大満足だったそうなのです。
手術を終えて自分の胸を見た時、嬉しくて涙が出たというエピソードを聞いて、私もじーんときてしまったのでした。
私の場合は、そこまで胸のサイズに不満はありませんでしたが、子供を産んで授乳をしてから、胸の上の方が削げてしまった感じがありましたので、その意味で豊胸して気持ちも明るくなるのもいいかな、なんて考えていました。
しかし、乳癌の全摘手術をしていただいた男性の先生には、豊胸も検討したいのですが…なんてとてもじゃないですが切り出せません!
まず、乳癌の病気の方が先でしょ、なんて言われてしまいそうですし、
第一、男性に自分の胸のことを、あーだこーだ、こうしたいんです、とは、なかなか話せないな…と思っていました。
よって、再建の先生が女性でよかったです。
それもI先生は、とてもサバサバしているので、相談もしやすかったのがよかったです!
再建については、美容外科のプロの先生であれば、男性であっても相談しやすさなども違うのでしょうが…。
実際、私が再建手術に関して参考にした本のひとつ、おっぱいをつくる! 乳がん転じて美乳になる方法 では、メディアでも有名な南雲先生(男性医師)の手によって、とても綺麗に再建出来たようです。
再建専門医であるブレストの評判を聞いた時、授乳でしぼんだ胸をふっくらさせてもらって、両方の胸を綺麗にするのもアリかな♪と思ったら、俄然気持ちが明るくなって、実際するかどうかはわからないけど、情報だけは聞いてみよう!と、カウンセリングでI先生に相談してみました。
すると、さらりと「いいですよ~!とても綺麗に出来ますよ」と言われ、
健側の豊胸の手術費用は50万ということを伺いました。
また、保険適用されているシリコンインプラントは、アメリカ製のため、サイズの小さいものがなく、健側の胸の大きさや形にあわせて小さなインプラントを選んだ場合、自費になってしまう方もいらっしゃるということも伺いました。
その場合、自費になるのであれば、健側を豊胸してしまって、再建する方の胸を保険適用がされるシリコンにする、という選択肢をとられる方も多いそうです。
この方法は納得です!
私もその対象でしたら、迷わず豊胸していたでしょうね!
もし豊胸するのであれば、全摘した胸をエキスパンダーで皮膚をのばしている間に、健側を豊胸手術をし、それにあわせて、シリコンインプラントに入れ替える再建手術をする、とのことでした。
エキスパンダーを挿入している間、月1回お水を注入しにいくのですが、その際に毎回、うーん、どうしようと思いましたが、
よくよく考えてみると、私の場合は胸の大きさに執着しているというよりは、傷跡がなるべく最小限で再建したい、形を元通りにしたいという希望の方が大きかったので、一旦、全摘手術をした胸の方を再建してから、また改めて考えることにしました。
スポンサーリンク
そして現在の心境は…?
再建手術(シリコンに入れ替える)手術をしたのが、今年の1月で、現在、約半年の時間が経ったわけですが、実際豊胸しておけばよかったか?と今の気持ちを書かせていただくと、
大きさよりも、リップリングというインプラントの縁に出来る皺や、脇のあたりのくぼみの方が気になりますので、豊胸よりも脂肪注入をしたい感じです!
実際手術してみて感じたのですが、シリコンの方の胸は、垂れない分、サイズがそんなに大きくなくても、張りがあるためか、なんだか大きく感じられます。
健側を豊胸して、それにあわせて再建側も大きかったら、結構邪魔だったな、と思いました。
20代前半の今より太っていた頃、今よりも2サイズ胸が大きかった時期があったのですが、その時は、ボタンがぱつぱつになってしまうのでシャツが着られませんでした。
また、首がつまっていると、やぼったく感じられる服も出てきます。
よって、豊胸を検討したこともありましたが、私の場合はしなくてよかったな、と思いました!
しかし、 おっぱいをつくる! 乳がん転じて美乳になる方法の本の著者の方の感想では、実際再建手術をしてみると、もう少し大きいサイズにしておけばよかったな~と思った、と書かれていまして、患者会でもそのように意見される人が多かったそうです!
人それぞれですね!
私の個人的意見ですが、乳癌になる前から胸にコンプレックスがあった場合は、この機会に絶対大きく綺麗にしていただくといいと思います!
私自身、お風呂からあがって、鏡にうつった自分の姿を見た時、左右のバランスがとれてきただけでとても嬉しいですし、精神的にも明るくなりますもん!
乳癌になる前より綺麗になれば、少しでも前向きに、今後の治療も頑張れるような気がします。
ブレストサージャリーの待合室で、他の乳癌患者さんと顔を合わせることもあるのですが、本当に様々な年代の方がいらっしゃっており、遠方から来られている方も多く、それだけ皆さん、この再建に期待されているのでしょうね。
だって、乳癌という辛い病気にかかってしまったんですもん。
少しでも、自分の胸に愛情をかけてあげなきゃ!
…ということで、私の場合は大きさではなく、綺麗さにお金をかけようと思った、というお話でした!
脂肪注入に関しては、正直、お金に余裕があるのであれば、今すぐにでもやりたいです。
脇のくぼみや、しわを無くせれば、本当に全摘手術した、ということはわからなくなりますので…。
しかし、まだ乳頭の再建が終わっていないので、秋に控えている乳頭の再建を終えてから、考えたいと思います。
今の心境でした!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
ポチっと応援していただけましたら励みになります!
↓↓↓

