今日は再建手術にかかった費用について書かせていただきますね。
私の再建方式は「一期再建」という方式で、乳癌摘出時にティッシュ・エキスパンダーを入れ、その後シリコンインプラントに入れ替えるという方式を選択しましたが、
このインプラントに差し替えるという手術だけの場合も、高額医療費制度が適用され、「限度額適用の認定証」を事前に健康保険の窓口で発行してもらっていたため、窓口で支払いをしたのは、10万円以下でした。
高額医療費制度について
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。 70歳未満の方で、医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。
再建手術をした際、私は既に会社を退職していたので収入がなく、この金額となっていますが、ご自身の収入によって、高額医療費費制度が適用される額が変わり、もっと増える場合もあります。具体的な制度と金額はこちらの全国健康保険協会のサイトを参考にしてみてくださいね。
病気になる前の私は、マイケル・ムーアの映画『 シッコ』を見て、フランスの医療/子育て支援制度の充実さに憧れ、「日本って少子化少子化って叫んでるくせに、ママには本当に優しくない!」なんてぼやいてましたが、実際病気になってみると、日本の医療制度には、非常に助けられました!
がん保険のCMを洗脳のように見せられているせいか、「がん保険に入っておかないと、手術に何100万もかかったら大変!」なんて思っていましたが、実際はこうやって、健康保険と高額医療費制度を利用して再建をさせていただくと、精神的にも負担が無く、本当に感謝しています。
3年ちょっと前までは、このシリコンインプラントを使った乳房再建への保険適用はされていなかったのですね。
もし実費だったとしたら、これから子供の養育費もかかるし、癌になっただけでも家族に迷惑をかけているのに、これ以上お金をかけていいものだろうか…と悩んでいたかもしれません!
私が選択した、シリコンインプラントでの再建について、クリニックの先生に伺ったお話でご注意としてお伝えしておきたいのが、健康保険の適用対象となっているインプラントは、200種類以上ものサイズがあるものの、アメリカで製造されているからか、日本人にぴったり合うような薄いサイズのものが無いそうなんです。
わかりやすく言うと、極端に胸が小さい方の場合は、実費になってしまうかもしれないということ!
よって、自分の元の胸のサイズに合わせて、わざわざ保険適用外の小さなシリコンを選ばざるをえない場合、
“健側(癌ではない健康な方)の胸を豊胸し、乳癌摘出をした側の胸に保険適用の大きめのシリコンを入れる”
という選択をされる方もいらっっしゃるそうですよ!
病院によって違うと思いますが、私が再建を行ったブレストサージャリークリニックの場合、豊胸手術の費用は約50万円だそうです。
もし以前から胸にコンプレックスがあったという方は、この豊胸手術の選択をするのもアリなんじゃないかと思いますね!
乳癌を悲しい思い出にせず、新しい人生の一歩となれば嬉しいですよね。
この「再建時に豊胸手術をすべきか?」については書き足りないので、また後日改めて記事にしたいなと思います!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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