乳癌全摘手術の後、入院中は痛くてなかなか記録用の写真を撮ることができなかったのですが、
(というか、毎日乳首が心配でそれどころじゃなかった、ということもあります)
手術後7日目で、やっと2本目のドレーンが取れ、すっきりしたところで、1枚撮影しておりました。
個室でしたので、誰にも見られず写真を残せていたのは、よかったです。
手術の傷の部分は、まだぐちゅぐちゅしていて、テープもとるのも怖いので、その状態では撮影出来ず、あまり参考にならないかもしれませんが…。
しかし、こうして見ていただくとお解りになられるかと思いますが、
同時再建でエキスパンダーを入れていただいているので、
術後すぐでも、少し胸のふくらみがあって、心情的にはショックが少なかったのには、救われました。

全摘手術後7日目の胸の状態
また、先生の技術が素晴らしいな~と思いましたのは、内出血等のあざは、一切なかったことです!
脂肪をごっそり取っているので、なんとなく皮膚の張りが無いというか、少し皮膚の色が黄色っぽく感じることはありましたが、
そんなに気にならない程度のものでした。
右の脇の部分と、乳輪の下の部分の2点で、内視鏡手術をしていただいているため、傷の具合も少なく、表面からは、胸の中身全部をくり抜いているとは思えません。
退院後、一週間ほど経った後の乳輪、乳頭の傷は、記録として写真がありますので、もしよろしければ下記の記事をご参考にしてくださいませ。
結局は、私の場合は、乳頭が黒く固くなってしまい、半分くらい残るか残らないか?くらいの形の悪い状態でしか戻らないと、再建の病院で診断いただいたため、
急遽、切除いただくことにし、現在、乳頭の再建待ちです。
乳輪は、今年の5月に綺麗にタトゥーで入れていただきました。
私の場合は、1回で色が入ったので、とてもラッキーでした!
話が戻りまして、
全摘手術の傷(乳輪、乳頭の個所)には、手術をしていただいた病院では、当初
プロスタンディン軟膏0.003%を塗るように言われたのですが、
退院後は、テープかぶれなのか、乳輪のまわりの皮膚の痒みがひどくて、
傷も白く膿んだようになってしまい、少し膿みの匂いもあったので、本当に心配でした。
同じような状態になってしまった方も、ご心配だと思いますが、退院後は、電話して聞くなり、自分の処置だけではなくて、早めに病院にご相談されることをお勧めします。
再建の病院の看護婦さんは、再建手術の際、
こんなことくらいで電話したら迷惑かな、と思って遠慮される患者さんが多いのですが、酷くなる前に手を打てる場合があるので、何か気になることがあったら電話ください!と言ってくださいました。
私の場合は、入院中に先生に言われた処置方法(一日1回、患部をシャワーで洗い清潔にしておくこと、その後プロスタンディン軟膏をぬって、テープを張る)を忠実に守って、実行していましたが、あまり改善がなく、
退院後10日経って、再度先生の問診を受けるためにクリニックを訪れた時に、まず、先生に乳首は大丈夫でしょうか?とおそるおそる相談したところ、
乳首は無くなることはないと思いますので、このまま様子を見ましょう、と言われるものの、抜糸は出来ず、消毒していただいて、帰宅しました。
しかし、翌日、別の再建の病院へ、術後のエキスパンダーが適切な位置に入っているかをチェックしていただきに訪れたのですが、
その際、乳輪、乳頭の傷の状態も見ていただくと、
別の薬の塗り薬を処方され、この薬ですっかり傷もよくなったのです!
(この経緯は、こちらの記事をご参考にしてください)
再建の病院で処方された塗り薬はこちらの2つです。
(2つをきちんと塗り分けることが重要と言われました)
・縫った傷には、ゲンタシン軟膏 0.1%
(抗生物質の入っている軟膏で、皮膚感染予防の効果がある)
・テープかぶれによる痒みには、リンデロンVG軟膏0.12%
(炎症を抑えるステロイドと抗菌作用のある抗生物質の入っている薬)
最初の軟膏が悪かったのかどうかよくわかりませんが、再建の病院と2つにかかっていて、本当によかった!と思えた出来事でした。
同じように、術後の傷が心配な方がいらっしゃると思いますが、少しでもお役に立てれば幸いです。
また、今後、全摘手術を予定されている方も、こういったことがあるのだな~と事前に知っておかれるだけでも、パニックにならずに済むのではと思い、ご紹介させていただきました!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
ポチっと応援していただけましたら励みになります!
↓↓↓

