手術後1日目。
夜中2時に目が覚めてしまった!胸の傷より、なにしろ腰が痛い!
手術日に生理になってしまって、尿の管も入ってるので大人用おむつをされてしまいました。
ベタベタしていて不快!早く取りたい…
胸の痛みよりも何よりも、このおしっこの管が嫌!
早く取れないかなあ。
普通に起き上がれて、普通に一人でトイレへ行けることがいかに幸せなことなのか、思い知る。
ベッドで1センチ横にずれるだけで、ふぅ〜っと息をはきながらやっと動かせる程度。
胸に鉛を乗せられたロボットみたい。
もう一度言ってしまうが、右胸も痛いけど、それよりも腰が超~痛すぎる!!
咳をしただけで、胸全体が痛むので、キツネの真似のようなコンコンという小さな咳しか出来ない。
なんだか寒くて鼻水が出てきたけれど、傷が痛くてすすることも出来ない。
痛みに関しては、昨日より辛く感じるようになってしまった。

私が入院していた病室のベッドはこんな感じでした。
ベット横にあるキャビネットの上にある、ティッシュ箱が遠い…。
結局、手は届かない。
何も出来ず、枕の横に置いておいた携帯でこの日記を残すくらいで今日は精一杯。
~当時の日記はここまで~
この日は、隣のベッドの、入院してすぐに泣いていた女性の患者さんが、私と同じ主治医で、同じ右胸の全摘だということを、看護婦さんとのやりとりで聞いてしまいました。
いよいよ今日手術だということがわかったので、カーテン越しに話しかけてしまいました。
「私も右胸の全摘なんです。昨日手術が終わりましたけど、傷より腰が痛いくらいで、大丈夫でしたよ!お互い頑張りましょう~!」
普段は、知らない人に話しかけることなんてほとんど無いのに(子供が一緒の時に公園で知らないママと話すことはありますが)、あまりに可哀想で、やせ我慢して、励ましてしまいました。
お顔もまだ見れてないので、どんな女性なんだろう?と想像しながら。
私は乳癌と診断されて、すぐに手術を決断出来なかったので、全摘することの葛藤や悲しみは、1年半の間で心の整理をすることが出来ました。
一番最初に乳癌と宣告された病院で、そのまま2週間後に入院し、全摘手術を受けていたら、隣の女性のように絶対泣いていたと思います!
隣から明るい声で「ありがとうございます!」と返ってきたので、ほっとしました。
声をかけることくらいしか、この日は何も出来ませんでした。
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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