退院してからのことを、もうひとつだけ、書いておきたいことがあります。
それは、病理検査の結果を聞いた時のことです。
病理検査は、以前書いた記事には書いておりませんでしたが、
退院後10日目の抜糸の時に、主治医から説明されました。
私が参考にしていた乳癌関連の本では、手術後1ヶ月後に病理検査を聞きに行った、と書かれていたので、
まだ先のことだと思い、先生からお話があった時は、ふいをつかれてしまい、あまりよく考えられませんでした。
結果ですが…
手術時のセンチネルリンパ節生検では、脇のリンパへの転移が見られなかったということで、腋窩リンパ節郭清は行わず、同時再建(エキスパンダーを入れる)ことも出来たのですが、
その後、病理検査をすると、2つ取ったリンパのうちの1つに、2.5mmほどの転移があったということでした。
頭が真っ白になりました。
「え?手術後にリンパへの転移が無いっていってたじゃないですか!」
と、先生に思わず食い下がってしまいました。
手術中のセンチネルリンパ節生検は、あくまでも簡易チェックなので、その後の精密検査で転移が見つかることも、あるそうなのです。
4月に手術する前の2月に、PET検査をしましたが、その時も他の部位への転移は無い、大丈夫と言われていたので、2ヶ月ちょっとで転移してしまったってこと…?(涙)
今まで、なんとなく、私の癌はおとなしいから大丈夫、と、何の根拠もなく思っていたことが、本当に浅はかな考えだったのだな、と思い知らされました。
主治医から告げられた、私の今後の治療方針は、下記の二択の選択肢しか、与えられませんでした。
(3週間に1回投与し、合計4回。約3ヶ月で行うTC療法)2.オンコタイプDXという遺伝子検査をやる。
(日本での保険適用が認められていないため費用が40万!)
オンコタイプDXとは、10年以内に癌が再発する確率を予想することが出来る検査らしく、結果次第では、ホルモン治療だけになるかも、と言われました。
しかし、40万かけたとしても、抗がん剤治療から免れるわけではないのです。
再発率などを知っておくのは、とても重要ですが、
これまで、免疫療法などで、かなりお金を使ってきてしまいましたので、もうここで40万も使う余裕はありませんでした。
主治医は、この2つ以外の選択肢はありませんね、ときっぱり!
一度手術をキャンセルし、1年後に延ばしてしまい、そして脇に転移してしまったと聞いた私は、もう言い訳も、逃げることも出来ません。
とはいえ、すぐこの場で決断を迫られるわけではなく、
また次回の電話での診察の際までに、1,2のどちらを選択するか、決めておくことになりました。
抗がん剤が怖い!怖い!とめずらしく先生の前で涙目になった私。
母の闘病生活で見てきた恐怖や、髪の毛の抜けてしまう割合などを聞くと、
最近の抗がん剤は、吐き気止めも一緒に投与するから、昔のように激しく吐くようなことはない、ということ、
また、髪は、冷やしながら抗がん剤を投与すると抜けないようなシステムがあること、などを説明してくれました。
抗がん剤を受ける際は、副作用の出方などを見るためか、1回目だけは、1泊の入院が必要だそうです。
投与の方法なども、まったく無知でしたので伺うと、
注射ではなく、2時間くらいかけて点滴で、吐き止めなどの薬剤と一緒に投与するそうです。
何日も寝込んだりしてしまうのですか?と聞くと、副作用は個人差があるので、何とも言えないとのこと。
どうしよう~~~~!!!!
普段は決断が早い私ですが、この時ばかりは本当に悩みましたね!
ちょっと長くなってしまったので、続きはまた明日に書かせていただきますね。
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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