2016年の4月に乳癌の全摘手術をしてから、早いもので2年の月日が経ちました。
1年前の日記を見ると、書いた内容をすっかり忘れてしまっているので、やはり記録として残しておくのは大事ですね!
これから乳癌の全摘手術を受けられる方のために、現在の私の身体の状態や、心境の変化などを、残しておきたいと思います。
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胸や腕、脇の痛みの状態など
1年経った頃は、まだ腕や、脇の下あたりの違和感があったと思うのですが、2年も経つと、その違和感も、もうすっかりなくなっています。
以前は、脇の下から胸にかけての部分を触ると、どこか違う部分を触っているような変な感じがあったのですが、
今日あらためて触ってみると、その変な感覚が治っていました!
手術する前は、腕が上げられないとか、上がりづらくなるとか、ものすごく心配していましたが、腕や脇に関しては、完全に元に戻りましたよ!(よかった!)
確かに、全摘した胸の中身はシリコンなので、健側と「全く同じ感覚」とまではいきませんが、
胸の表面(皮膚に近い部分)にも、神経がしっかり戻ってきているので、
触られている感覚もありますし、何か物にぶつかっても気付かないなんてことはありません。
手術後は、例えばお料理をしている際、「胸の方に、火やお湯がかかってしまったり、触れたりしても、感覚がまったくわからないので怖い」という体験談を聞いて恐れていたのですが、
私の場合は、2年でまったく普通の胸と同じくらいの感覚に戻ることが出来たので、それについては、本当に助かっています!
これについては、個人差があるのかもしれませんが、手術の先生の腕もあるような気がします。
手術後の生活のためにも、病院選びは、しっかりとすることが大事ですね。
傷の具合や状態について
全摘手術を受けた際の傷に関しては、私の場合は「内視鏡手術」という方法を選びましたので、
(内視鏡手術については、下記の記事をご覧くださいね)
傷が乳輪の下と、脇の下の2ヶ所にあるのですが、
脇の下は、切った線が凹んでしまったので、少々目立ちます。しかし、赤みは全くなくなりました。
乳輪の下の傷は、乳輪のタトゥーにまぎれて、わからなくなりました。
しかし、全摘手術後、私の場合は乳頭の切除手術を急遽受けることになってしまったので、その際に出来た傷の赤みが、やはりまだ完全には消えていません。
だいぶ薄くはなってきているんですがね…。
2年経った今でもテーピングをしていますよ。
やはりテーピングをしていると、傷口の“よれ”がおさえられるんですよね。
それから、最近傷が薄くなってきたからこそ、わかったのですが、乳輪の切除手術を受けた際の「乳輪の残り」があったようで…。
不自然な場所にあるし、傷とは違って、この先薄くなっていくわけではないので、どうしたものかなぁ…と思っています。
再建の病院で確か、レーザー治療で消せる、といったようなポスターを見たような気がするのですが、どうなのかな~。
どなたか、乳輪の残りを処置された方いらっしゃいますか?
(もしご経験がありましたら、こちらからで教えていただけると嬉しいです♪)
再建の病院の定期健診は、1年に1回、お正月の時期に診ていただく予定であり、それまではクリニックへ行く予定が無いので、来年のお正月に行った際に詳しく聞いてみようと思っています。
全摘手術から2年経っての心境の変化など
2年経つと、当時の辛かった心境や、痛みなどは、大分忘れることが出来ますね!
女性って、出産の壮絶な痛みに耐えなくてはならないので「男性に比べて、痛みに強いし、忘れられるように出来ている」と聞いたことがあるのですが、本当にその通りだなあと思います。
2年前は、思考の80%が乳癌のこと、残り20%が子供のことくらい。
ほとんどが自分の病気のことで、身も心も占められていましたが、
今は、ホルモン治療の副作用にも大分慣れてきましたし、(対処の方法がわかってきたのですね)
再発の心配も頭の片隅にはありますが、ホルモン治療の薬をいただきに、3か月に1度は乳腺外科を受診して、定期検診をしていただいているので、
「これで見つからないなら、しょうがない!」という開き直った気持ちで、あまり怖がらないようにしています。
引き寄せの法則からも、あまり心配をしすぎると、また病気をひき寄せてしまいそうですものね…。
2年前は「辛い、悲しい、何で私が…!!」という気持ちで頭がいっぱいだったのですが、最近は気持ちも落ち着き、未来のこと、楽しいことを考えられるようになりました!
今の生活スタイルは、この病気にならなければ実現しなかったことなので、この時こそがまさに「人生の転機」だったな~と思います。
今、乳癌と宣告され、とても辛い思いをされている方がいらっしゃるかと思いますが、
どうか悲観せず、この病気をきっかけに、私の人生がよい方に変わっていくんだ!と思うようにして、どうか頑張ってくださいね。
私もそうだったのですが、今はわからなくとも、何年後かにきっと、この病気に感謝出来る日がくると思います。
お互い頑張りましょうね!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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