乳癌を美しく治そう!~私の乳癌 再建の記録~ 

30代(子供は4歳)で乳癌を発症。ステージⅡの全摘出をした元ワーキングママが、納得した治療法を探して、美しく再建し、明るい人生を取り戻すまで…

再建手術について

乳癌再建 シリコンインプラントの安全性と私が入れたタイプ

投稿日:2月 15, 2017 更新日:

シリコンインプラントについては、ここ最近で、健康保険の適用のタイプが増えるなど、めまぐるしく状況が進展しているようですね。

私が乳癌と宣告されたのは2014年。

日本では、2013年にまずスムースタイプのシリコンジェルインプラントが薬事承認され、2014年に、より安全性が高いコヒーシブシリコンインプラントが承認、その際に健康保険の適用がされたようなので、

とてもいい時期に再建していただけたんだな、と改めて思いました。

私が再建手術を考え始めた当初、

胸をシリコンにした場合、飛行機に乗ったら上空で爆発するんじゃないか?とか、
本当かどうかよくわからない情報で、
安全性はどうなのか?リスクにもどんなものがあるのか?とても心配だったのですが、

よくよく考えたら、再建手術で使われるシリコンインプラントはアメリカ製ですし、
もし爆発するような危険性があったら、飛行機で日本に輸入できませんよね(笑)

しかし、私が再建手術をしていただいた
ブレストサージャリークリニックの岩平先生のご本では、
リスクとして、インプラントの種類によっては、破損につながることも起こりうる、と注意を呼び掛けていらっしゃいます。

実際、他院で受けた手術の再手術で来られた患者さんのエピソードを紹介し、
大胸筋にメスを入れた瞬間、中で破損していたシリコンゼリーがどろっと出てきたという生々しいエピソードもご紹介されていました。

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シリコンインプラントの種類について

インプラントの中身の素材については、薬事承認されたものだけでも、

  1. シリコンジェル
  2. コヒーシブ(固着性という意味)
  3. ソフトコヒーシブ

の3種類があるそうです。

最も柔らかいシリコンジェルタイプは、こんにゃくゼリーのような形状で、
穴があいたり、圧力をかければすぐに漏れ出してしまうようで、

これは本来、豊胸手術を目的に乳腺の下に入れるタイプで、乳癌の全摘出をした患者さんには適していないらしいです。

それなのに、日本ではこれが再建用として承認されてしまった!ようで、
シリコンジェルタイプの場合は、検診でマンモグラフィーを行ったり、針生検で針を刺したりしたら、破損してしまうんですって!!

恐ろしい…

形成外科医によっては、このシリコンジェルタイプを使ってしまう先生もいらっしゃるようで、
患者は素人だから判断が難しいですし、怖いですよね…。

改めて、再建のお医者さん選びも重要だと、身にしみて感じます。

より安全性の高いシリコンインプラントとは?

このジェルタイプに比べて、
コヒーシブシリコン、ソフトコヒーシブシリコンは、

お菓子のグミのようなイメージで、
たとえ外袋に穴があいても、流出することはありません。

コヒーシブシリコンは、切っても中身が流れ出たりしない

その分、感触は固めですが、
乳房の再建には、その後の検査も非常に重要ですし、検査でも漏れ出したりしない、コヒーシブシリコンの使用が望ましいそうです。

マンモグラフィーや超音波、CTなどの検査も、問題なく行えます。

私が再建で入れていただいたシリコンのタイプ

私も、こちらのコヒーシブシリコンを使って、再建していただきました!

確かに健側に比べると固いですが、見た目ではほとんどわかりません。

再建した方の胸は、綺麗な形に整っているので、ブラをしていなくてもぷりっとしています。

肌の表面がてかったり、
健側の胸と比べて、皮膚の色が違ったりすることもありませんでした。

ちゃんと血管が通ってるのも見えるんですよね。

形が綺麗すぎて、健側(手術していない方)の胸が、さみしいくらいです!

安全性の高いコヒーシブシリコンですが、
2017年の今現在で最も新しく、安全性の高いものであって、
今後もっと優れたものが出てくる可能性があります。

今後も定期的にクリニックを訪れ、検診をしていただくことになりますが、
その際に最新シリコン情報も入手しておきたいな、と思っています!


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