いよいよ再建手術も大詰めに近づいてきました。
私の場合は、傷が脇の下と、乳輪の下の最小限の傷で済む、内視鏡による全摘手術を受けたものの、乳頭が壊死してしまい、急遽乳頭と乳輪の半分を切除をしてしまったことは、下記の記事で書かせていただきましたが、
先日、半分失った乳輪を戻すため、タトゥーを入れてきました。
半分失ったと言っても、下の部分がちょこっと無いだけなのですが、形が左右違うと、やっぱり気になりますものね。
反対の胸から移植する場合、保険適用で手術が出来るのですが、私の場合は、片方に移植するほどの、乳輪の大きさがないとのことでした。
健側(手術していない方の胸)までに傷をつけることにも抵抗がありましたし、タトゥーの場合は、少しずつ入れて調整が出来るそうなので、私の場合は、タトゥーを選択しました。
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乳頭移植が先か?それともタトゥーが先か?
ちなみに、全摘手術をしていただき、治療でも通っている亀田クリニックの再建方法では、先に乳頭の移植をするそうですが、再建専門のブレストサージャリークリニックでは、先に乳輪のタトゥーを入れるそうです。
病院によって、順番や方法が違うのですね。
私は、ブレストサージャリークリニックには、“美しく再建する”という面で絶大な信頼を寄せておりますので、先生のアドバイス通り、先にタトゥーを入れることにしました。
タトゥーは、岩平先生の診察はなく、看護婦さんおひとりが担当して、やってくださいました。
まず私の、もう片方の乳輪とバランスがとれるよう、タトゥーを入れる個所にマジックで印をつけていきます。
タトゥーをデザインするポイント
タトゥーを入れる範囲について、乳輪の大きさというのは、気候が暖かい時と、寒い時では、乳輪のサイズも縮んだりと若干変わってきますので、寒い時と同じように、小さめにデザインしていただくことにしました。
なるほど~、確かにお風呂に入る前と、入った後では、若干違いますものね。
タトゥーは、入れた当初に比べて、時間の経過と共に少しずつ薄くなってくるようなので、大き目にしっかり入れておいた方がいい、という考え方もありますが、私の場合は、一度小さめに入れてみて、もし足りなければ、リタッチすることにしました。
一度大きく入れてしまったら、薄くなるとはいえ、削ることは出来ませんからね。
また、色も、一度タトゥーを入れてみないと、個人それぞれ入り方が違うのだそうです。
タトゥーを入れる回数とは?
1回では全然色が入らない患者さんもいれば、1回で済むこともあるし、
大体2回くらい、施術を受ける患者さんが多いようですよ。
実際のタトゥーの施術方法
実際にタトゥーを入れていく方法ですが、タトゥーを入れる場所やサイズを確認したところで、局所麻酔を打っていただきました。
胸や乳輪の個所にいくつか注射をしていただいたのですが、私は注射が苦手なので、痛くないのに、冷や汗だらだらでした!
幸い、まだ胸と脇の下の感覚が鈍いので、麻酔の針の痛みはほとんど感じませんでしたが、目の前で打たれる注射だったので何しろ怖かったですね!
胸を触った時の感触は、少しずつ戻ってはきていますが、皮膚の表面はまだ鈍いんです。例えば、押すと痛い感触はあるんですが、皮膚表面をつねっても、あまり感じません。
麻酔の入れ方は、親知らずを抜いた時に歯の周りに打った、歯医者さんの麻酔に近いものでした。周囲に何か所か細かく麻酔を入れていただきます。
乳輪の周りを何か所か麻酔をした後は、私の片方の乳輪に合わせて、特別にブレンドしていただいたインクをドリルのような機器で入れていきます。
ドリルと言いましたが、実は私は怖がりなので、このタトゥーを入れる機械をほとんど見ていません!
感触は、ドドドドーっと響き、胸全体に振動があるので、ドリルのようなものだったような気が…。
しっかりレポート出来ずにすみません~~!
どうも眉にタトゥーを入れる機械と同じようなものだそうですよ。以前同じくタトゥーを入れた乳癌の患者さんで、眉にタトゥーを入れたことがあった方が、同じような機械だったと、話してくれたそうです。
かなり怖かったので、私は目は天井の方を見て、看護婦さんと、子供の教育方法についてお話をしていたら、あっという間に終わりました!
よかった。。。
施術後の痛みもまったくなく、特に痛み止めなども必要ありませんでした。
施術後の痛みとは?
半日後くらいに、ちょこっと痛むこともあるらしいですが、
転んでひざを擦りむいた時くらいの、じんじんとした痛みで、耐えられないようなものではないとのこと!
私の場合は、タトゥーを入れている間も、半日後も、ほとんど痛みを感じることはなかったです。
ただ入れる時の振動が怖かっただけ!
クリニックに訪れて、会計するまで2時間もかからなかったので、本当にあっという間でした。
乳輪形成(刺青・TATOO)の費用について
タトゥーの場合は、健康保険が使えないため、残念ながら実費で、私が通っているブレストサージャリークリニックでは、税込で216,000円でした。
(2回目以降の追加施術は、1回2,000円+税 だそうです)
健康保険でカバーできないので、結構な出費になりましたが、メスを使ったものよりかは、精神的にも肉体的にも楽なので、私はタトゥーにして本当によかったです!
施術が終わって
施術後は、タトゥーを入れた個所が真黒になっていてかなり不安でしたが、痛みがなかったのは本当によかったです!
軟膏と、ガーゼで保護していただき、ユニクロのブラトップで帰りました。
帰りに乳癌友達とランチを楽しむ余裕もありましたよ♪
施術当日の下着や服装について
全摘手術の後は、ブラトップですら痛くて着られませんでしたが、タトゥーであれば、ソフトブラであれば問題無さそうです。
しかし、患部をガーゼで保護する分、ちょっとモコっとしてしまいますので、当日は、少しゆったりした上着や、前あきのワンピースなどがいいのではと思います。
また、2日間は患部を濡らせないため、頭からざーっとシャワーを浴びることが出来ません。
よって、患部が清潔に保てるよう、汗のなるべくかかない服装がいいのではと思います。
ホルモン治療を受けられている方の中では、ホットフラッシュに悩まされている方もいらっしゃいますよね。
かなり長くなってしまいましたので、タトゥーの施術を受けた後のお手入れ、注意方法については、下記の記事に続きを書かせていただきました!
よろしければ、併せてご参考にしてくださいね。
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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