私の手は、落ち葉が落ちる頃になると、同じようにカサカサ乾燥し、
空港での入国の際には、手荒れで指紋が不明瞭だったのか、指紋のスキャンを何度もやらされ、
あげくの果てに、「え?もう一回?私?」などと慌てている私に対して、中国の税関のお姉さんには、
「オマエ!」
と日本語で怒鳴られたりして、震え上がってしまったのですが、
それ以外は楽しく、興味深く、平穏に過ごすことができました。
しかし、やっぱりここは中国だなあ~と驚いたことも多々ありましたよ。
まず、良い面からすると、上海の街は、銀座の路面店の2~3倍もする敷地を持つブランドショップが並び、建物もインテリアも洗練されていて、とってもゴージャス!
上海の女性もお洒落だし、街並みも綺麗で、ビックリしました。
「爆買い」というキーワードが、一時よく耳にしましたが、わざわざ日本に来る目的は、ブランドショップや百貨店をのぞくというよりも、「安くていいもの」を買いにきてるんですね!
だって、日本よりも全然充実してるんじゃないか、と思うくらい、素敵なお店が並んでいましたもん。
特に旧フランス租界エリアでは、100年以上も前の建物が大事に使われていて、洋館と街路樹が並んだ場所は、まるで映画にでも出てきそうでした。
とてもノスタルジックな雰囲気なんですよ!

昔のマフィアの家か?お金持ちの邸宅を改装したカフェ。とても素敵な時間が過ごせました!
そして、街路樹に金木犀がよく使われていて、道を歩くと、
ふわっと、芳しい金木犀の香りが漂ってくるのですよ!
匂いと記憶って密接に結びつきますから、当分の間は、金木犀の香りを嗅ぐと、この上海旅行の記憶を呼び戻せそうです。
そして、そんな街並みと香りに、うっとりとした瞬間!
デリバリーの人達が、日本では見ない電気バイクで歩道を猛スピードで走ってきて、クラクションを鳴らされるわ、引かれそうになるわ、で現実に引き戻されます。
上海はデリバリー文化が発達していて、スタバのコーヒー一杯から、デリバリー業者が仲介に入って、届けてもらえるんだそうです。
日本もこの分野が発達すると、一人暮らしの高齢者などには有難いかもしれないですね。
5,000円以上じゃないとデリバリー不可、などの制約があったりしますから…。
その沢山の電気バイクは、エンジン音がしないし、子供でも容赦しないスピードで横を通っていくので、ヒヤヒヤしました。
ちょっと落ち着かないけれど、なんだか私が今まで想像していた中国とは全く違っていて、上海なら住んでもいいかな〜とちょっぴり思っちゃいました!
しかし、やっぱり国民性の違いを思い知らされたことも多かったですね。
中国の方は、よく言えば大らか。
悪く言うと、やっぱりサービスが雑だな~と感じることが多々ありました。
たとえば、この旅行中、私はディズニーランドの雰囲気というか、建物や仕掛けが大好きなので、上海ディズニーランドもチェックせねば!と、張り切って朝7時半にホテルを出て向かったのですが、
子供を含めた家族3人での移動ということと、上海はタクシー代が安いこともあって、ホテルからディズニーランドまで直接タクシーで行ったのですが、このタクシーで、ビックリしたことがあったのです!
上海の繁華街を抜けて、日本のディズニーランドで言うと、葛西臨海公園あたりに差し掛かった頃でしょうか。
街路樹が続くガラーンとした道路を走っていた時に、運転手さんが何やらボソッとつぶやくと、
突然、路肩に車を止めて、外に出て行ってしまったんです。
「ええ?あとちょっとでディズニーランドだというのに、車の故障!?」
「参ったな~」
なんて、3人でやきもきしていると、
運転手さんは、車をチェックするわけでもなく、車の後方から街路樹の方にズンズン進んでいきます。
私と子供が、「どうしたんだろう?」と思って、窓からのぞくと…
なんと!!車のすぐ後ろの木の麓で、○ち○ョンしてるでは、ありませんか!!!
子供はそれを見て、ゲラゲラと大笑い!
私は目が点になってしまい、慌てて車内に目線を戻しましたよ!
上海にしょっちゅう来ている主人に言わせると、これが中国。こんなの序の口!と言って、ニヤニヤと笑っていました!
運転手さんが戻ってくると、sorry!の一言もなく、一切無言で、何事もなかったかのように車を発進させます。
無事ディズニーランドに着きましたが、夢の国に入りこむまでには、かなり時間がかかりましたね!(笑)

上海のディズニーランドのお城はピンク色でした♪
その他、地下鉄のベンチでは、おばさんがみかんの皮をベンチに広げながら、美味しそうにみかんを食べてるし、
ディズニーランドでも、並んでいるとガンガン後ろから押してくるわ、横入りするわ、
他人の目は気にならないんだなあ、ということが、凄く多かったです。
主人曰く、中国は、携帯や、ビール、地下鉄やタクシーなどの移動手段をはじめ、
地元のお店なんかで食べる小籠包は100円とかで安いし、庶民の生活は、お金が無くてもそれなりに楽しめるので、もしかしたら日本より生きやすいかも…と。
まあ、子供も、おじちゃんもおばちゃんも、確かに楽しそうでしたし、メチャメチャパワフルでした!
改めて、サービスが雑だなあ~思ったのは、結構高級なお店で品物を買い、ギフト用のラッピングをお願いしたのですが、
値札はそのまま、で包まれていました…。
(お友達にお土産をお渡ししたら、その場で開けてくださったので判明!値札がついたままでごめんなさい!でした!)
その辺のスーパーや、お土産やさんじゃないんですよ?
これって日本では絶対ありえないですよね!?
見た目はお洒落に包んでくれていても、やっぱり雑というか、惜しいな〜と思いました。
それとも、海外ってプレゼントでも領収書をつけて渡すと聞いたこともあるし、これが普通なのかなあ。
そして、ディズニーランドでは、クルーの人は袖のボタンも閉めずに、制服をだらーんと着崩してるし、変な髪型だし、茶髪だし、私語ばかりで、一切やる気無し!(笑)
私は学生の時、日本のディズニーランドのアルバイトの面接を受けたことがありますが、ディズニールックというものがあると聞かされ、外見や身だしなみに関して、それはそれは厳しいルールがあったと記憶しています。
よって、上海のディズニーランドでは、東京ディズニーランドの独特の、特別な異空間を求めてはいけませんね!
…とまあ、言いたい放題つらつら書いてしまいましたが、中国のパワーというか、発展のすごさを感じた旅でした!

外灘の「M on the Bund」というレストラン。テラス席からの眺めが素晴らしく、雰囲気もサービスもとても良かったです!オススメ!
一週間程度、上海に滞在しただけで、これが全てでは無いと思うのですが、やっぱり海外へ出ると面白いなあ〜と思うことが多くて、勉強になりました!
上海は、子連れには、あまりオススメしませんが、
週末にプラス1日、有給を取ったくらいの女子旅には、日本よりも素敵な雰囲気なレストランも、ショップもありますし、
ショッピングや食事が十分に楽しめると思いますので、是非お出かけされてみてくださいね!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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