先日、以前仕事で大変お世話になった女性から、久しぶりにご連絡をいただきました。
どうしたんだろう?と、懐かしい思いでメッセージを読み始めてみましたら、なんと彼女も乳癌になってしまったとのことでした。
国際結婚をされ、離婚を経験された後、高齢なご両親のお世話に加えて、一人娘を育てながら働くパワフルな女性だっただけに、どこかでストレスや、疲れが溜まってしまったんだろうと勝手に想像してしまいました。
まだ検査の段階で、はっきりと”黒”にはなっていないとのことですが、Facebookで私の現状(最近やっと公に乳癌だったことを告白出来たのです!)を知って、ご連絡してくださったのだと思います。
一番この時期が不安ですし、混乱するのですよね…。お子さんもいらっしゃりますから、尚更不安だろうと思います。
私でお役に立てるなら!と何でもシェアする気満々なのですが、まだステージすらわからない状態なので、闇雲に励ましてしまうのもどうかと迷い、私の全摘して元気になった現在の状態をご報告するくらいに留めておきました。
そして、引き続き病院の情報や、治療法など、ご相談に乗りますので、お気軽にご連絡くださいね!とお伝えしました。
やはり乳癌は、働く女性にとても多いものなんだな、と改めて感じた出来事でした。
再建の病院の待合室で見た週刊誌にも、都道府県別の乳癌患者ランキングを見ましたら、やはり東京がぶっちぎりで一番でした。
年代は、30〜40代が増えていると書かれていて、保育園事情も厳しく、共働きで、核家族化により、女性の負担が大きいことが理由に挙げられていました。
保育園事情は、東京は本当に厳しいんです。
0歳のうちにフルタイムで復帰しないと、3歳くらいまで空きが出ず、保育園へは入れられなくなってしまうので、会社の規定で、もう少し育休を取りたいな〜と思っても、4月の段階で復帰しないと、その後の仕事は失ってしまいます。
(そのタイミングを逃すと入れなくなってしまうので、仕事を辞めざるを得なくなるということです)
JALのスッチーの親戚がいるのですが、JALは育休が長くて3年も取れるらしいですよ!羨ましいですね。
こういう福利厚生が手厚い、大きな会社にお勤めであればいいのですが、現実にはなかなか3年も休める女性はいないようです。
私も、もう少し育児を楽しみたいなあ~と思っていましたが、主人だけの収入で暮らす事は難しいと判断し、出産して9ヶ月で職場に復帰しました。
また、一度築いたポジションを捨てるのはとても勿体ない気がしたからです。
周囲のママの状況を聞くと、私なんかは、まだ長く休めたような状況で、半年もしないで復帰していらっしゃる方も多いようでした。
今回、仕事でお世話になった女性からの突然の乳癌の告白で、
もし、同い年の親友が乳癌になってしまったら…と、勝手に想像してみました。
働きながら子育てをしようとしている彼女に、一体私は、どうアドバイスするのだろうか?
彼女とは20年以上の付き合いがあり、信頼関係もある上で、
仲がいいからこそ、そして絶対に命を失って欲しくないからこそ、本音で言うアドバイスです!
ここからは、私の経験から思ったことなので、だいぶ偏った意見かもしれませんが、もし同じようなママがいらっしゃいましたら、参考になるかな…と思い、書いてみました。
1人の元気になった乳癌患者の意見として参考にしてみてくださいね。
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私がもし、乳癌と宣告された親友にアドバイスするとしたら…
まず、癌のタイプを聞き、私と同じ腫瘍が出来るタイプだった場合、大きさが1.5cm以内だったとしたら、日帰り治療が出来る凍結治療を受けることが出来ないか、相談しにいくように勧めると思います。
たとえ病院の場所が遠かったとしても、精密検査をして癌の宣告された病院や、近所の病院で済ましてしまわず、評判のいいところにかかった方が絶対いい!と言うと思います。
検査の段階でも、手術前にも、胸を何度も見せなくてはならないし、精神的な負担も大きいので、病院内が綺麗で、看護婦さんの感じがいい病院を選ぶようにすすめますね。
具体的には、私が実際手術してもらった亀田クリニックか、私の乳癌友達が実際手術をして、とてもよかったとリアルな評判を聞いた、聖路加病院のどちらかです。
傷を最小限にする意味では、私が手術した内視鏡手術を、一番にすすめると思います。
それ以外の病院でも、そこで手術した人にお会いして、実際の評判に納得した上での選択であれば、いいのではと思います。
たとえ評判のいい病院へ行って、手術まで3ヶ月程度の時間が空いてしまうことになったとしても、
後々のことを考えると、待ってでも腕のいい先生、自分が信頼出来る先生に手術してもらった方がいいんじゃないか、と言うと思いますね。
私もそうでしたが、人気のある病院では、すぐ手術をしたくても空きがありません。
私も手術をすると申し込みしてから、実際の手術までは、3カ月の時間がかかりました。その間にPET検査などしました。
乳癌と宣告されたことで焦って、妥協した病院で手術してしまうくらいなら、手術するまでの時間を、高濃度ビタミン点滴をする(週2回くらい)などして、癌が進行しないようにする手段を勧めると思います。
もちろん、癌は低体温を好みますから、身体を冷やさないようにすること、そして癌の栄養となる糖分は一切禁止!
小さな子供がいる状態で、準備もなく手術してしまうのは、後々の日常生活が本当に大変です!
自身の親や、兄弟など、お手伝いしていただける方の確保をするように勧めます。
もちろん、私が近所であれば、食事を運んだり、子供の世話などを助けてあげたいと思いますが、電車で2時間以上離れているのと、私自身の子供の世話もありますので、近くにいて頼れる人を探すのが先決です。
また、心の整理もつかず、慌てて手術してしまった場合は、手術後の喪失感がとても大きい気がするので、
「大丈夫、すぐには死なない!」と厳しく言って、まず冷静になること、落ち着くようにアドバイスすると思います。
これは、20年以上の付き合いがある、親友にだから言える言葉でしょうね。
そんなに仲良くなければ、無責任なことは言えません。
親友であれば、もし、進行度が早くて、ステージが高く、生存率が低かったとしても、「絶対死なないから大丈夫!」と声をかけると思います。
病も気からという言葉通り、ネガティブになってしまうよりも、気を強くもって、免疫力を落とさないようにすることも重要だと思うからです。
そして、手術後に少し仕事を休んだり出来るように、今のうちに職場や、家庭からの支援環境を整えておくことをすすめます。
職場には、癌と告知してしまうと、責任あるポジションから外されてしまったりすることもあるかと思いますので、ステージと、職場への在籍年数によって一緒に考えます。
また、専門性のある仕事であれば、すぐに退職に追い込まれないと思いますので、その辺を考慮して、会社に言うべきか、言わずと治療するかを、アドバイスすると思いますね。
仕事は、本音であれば、すぐにでも退職して身体を休めてほしいですが、そのような環境ではないことはわかっていますし、彼女のキャリアもとても大事なので、
「傷病手当金」という制度のことを説明し、会社の健保の制度を使って療養し、うまく職場復帰できる方法を一緒に考えますね。
そして、もし親友が、「どうしても手術したくない!」「おっぱいを失いたくない!」と言ったら…
ちょっと長くなってしまいましたので、この続きは、また明日に書かせていただきますね。
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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