再建手術をすると、当分お風呂に入れないようなので、前日はしっかり身体を洗って、ブレストサージャリークリニックへ。
再建手術は、入院期間もなく、なんと日帰りで帰れるのです!
当日は、この時は都心から離れて療養していたのと、夫も仕事でいないので付き添ってもらえず、心配だったので、クリニックに一番近いホテル(アパホテル<品川 泉岳寺駅前>)をおさえました。
手術の際は、マネキュアや、アクセサリー、コンタクトも外さなければならないので要注意です。
メイクについては、手術前に口紅だけ落とさなければならないけれど、それ以外はつけておいてOKとのこと!ノーメークで行くのは嫌だったので、とてもありがたい♪
とはいえ、手術後はお風呂にも入れないし、洗面台でがっつりクレンジングをするのも負担だと思い、日焼け止めも兼ねたランコムの化粧下地と、軽くパウダーをはたき、アイブロウと口紅だけをしていきました。
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再建手術の前の準備
手術後に着用する、着替え用の前開きのブラも用意しました。
昨年の乳癌の全摘手術の際に用意したブラと同じものです。
ブラジャーに関しては、こちら↓の記事も参考にしてくださいね!
手術は12時半からだったため、朝から何も食べず、飲み物だけをいただきました。
私が選んだシリコンインプラントの再建術は、手術時間も30分と短く、尿の管をつけることも無いので、紙ショーツとタオル地のワンピースに着替えるだけで、非常~に楽!
髪は、抗がん剤で髪が抜けていたので、そのウィッグを外して、ヘッドキャップをつけました。(これだけがちょっと嫌だったな~)
看護婦さんによって、肌を入念に消毒していただいた後、執刀する岩平先生が、マジックで手早く胸に印を書いてくださいます。
ちょっと恥ずかしいけど、美しく再建していただくためだわ…!
ガマン、ガマン。
エキスパンダーを入れた胸とは、これでお別れになるので、記録用に写真を撮りました。
再建手術直前の胸は、生理食塩水によってぱつんぱつんに膨らんでいます。
ベッドに横になり、麻酔用の点滴を入れていただいた後、今度は部屋を移動して、自分の足で手術台へ上がりました。
いよいよ手術がはじまる!
看護婦さんの
「少しだけ横にずれていただけますか?」
「血圧測りますね!」
「麻酔用のマスクしまーす!」
と、立て続けに声をかけられたのを最後に、ぷつっと記憶が途絶えます…。
再建手術が終わった直後は…
気付いた時には、手術台から、着替えをした部屋のベッドへ移動していました。
「んん・・・ちょっと眠いけど、お手洗いにいきたいなぁ。。。 」
なんて思って目を覚ますと、あっという間に再建手術が終了していました!!
麻酔による身体のだるさも、痛みもほとんどなくて、ちょっとぼーっとしている感じ。
すっぽり1時間程の記憶が無くて、本当に不思議な感覚でした!
看護婦さんが、「目を覚まされましたか?」と、部屋を訪ねてきてくださいました。
術後すぐに声をかけますね、と言われていたのですが、
私が起こしても目を覚まさなかったのか?少し長めに休ませてくれたのかな?
時計を見たら、1時間半くらい経っていました。
ドレーンは、入れない場合もあると説明されていましたが、
「出血量もさほど無かったですが、念のため入れさせていただきましたよ」と言われました。
再建手術に行き着くまでの、色々な思いが溢れる…!
この再建を受けるまで、本当に色々あったなぁ…。
一番最初に訪れた、駒沢公園隣のT病院の先生と喧嘩し、絶対手術を受けないで乳癌を治してやる!と固く決心して、断食をしたり、免疫治療受けたり、高濃度ビタミン点滴を試してみたり…。
乳癌の全摘手術をしていただいた亀田クリニックへたどり着くまでも、本当に時間がかかりました。
再建手術が、こんなにも短時間で、精神的にも肉体的にもあまり負担なく出来るのであれば、さっさと全摘手術を受ければよかったのかなぁ…。
「もっと早く来た方がよかったでしょうかね…」なんて、ぽつりとつぶやいたら、看護婦さんが、
「ここまでIRISさんが、ご自身が納得された治療をされて、色々調べられた上で、このクリニックを知り、ご縁が繋がらなければいらっしゃらなかったわけですし、すべてはご縁で、一切の無駄はないのですよ~」
と、すっごく身にしみるお話をしてくださいました。
ここ最近泣く事もなかったし、乳癌を宣告された時も泣かなかった私ですが、看護婦さんの言葉を聞いているうちに、
「ありがとうございます…ううっ…このクリニックに来られて本当によかった…!」
と感極まって号泣してしまいました。
小さな子供がいる母親にとってあるまじき考えかもしれませんが、私にとっては、乳癌によって命を落とすより、自分の胸が崩れて醜くなってしまう方が、ずっと怖かったのです!
別に自慢の胸でも、グラビアアイドルや女優さんみたいに、身体を美しく保つことが職業ではないけれど、やっぱり醜く変わるのは嫌ですよね。
メイクをしたり、ネイルをしたり、きつくてもスタイルが良く見えるヒールを履いたり…。日々少しでも綺麗にしていたい!と願う女性であれば、同じ思いを持つのではないでしょうか。
手術後、自分の足でホテルへ
手術が本当に早く終わったので、目と鼻の先にあるホテルのチェックインの時間まであと少しあったので、クリニックの待合室で時間をつぶさせていただきました。
痛みが出たら、すぐ使うようにと鎮痛剤をいただき、
手術後は自分が思う以上に身体に負担がかかっているので、術後の食事は、辛いものや、脂分のあるものはやめて、和食などの軽いお食事にするように、と言われました。
ホテルには、ルームサービスや、デリバリーのビザの紹介があったりするようですが、ピザはとても消化が悪いので、止めておいた方がいいことを教えていただきました。
(この一言が無ければ、頼んでたかもしれません。危ない、危ない!)
また、痛みや腫れなど何かあったらすぐに電話するよう、夜間の場合は先生が直接出てくださる、携帯の番号もいただきました。
これは本当に心強いです!
この番号に電話することがないようにしなきゃ…。
そして、ミニトランクをころころ引いて向かったのは、信号渡ってすぐのアパホテル!
最初予約した時は、どうかな~と思いましたが、とても清潔で、朝食も種類が豊富でなかなかよかったですよ♪
あれこれ出歩くわけでも無いし、部屋の中でじっとしているだけでしたので、品川プリンスホテルと迷いましたが、より近いアパホテルにして正解でした!
ホテルについたら、当日はシャワーは浴びられないので、顔と手足だけ洗ってベッドへ…。
夜もすっかり早く眠ってしまいました。
夜中、麻酔が切れてくると、やっぱり痛かったですね。
おばあちゃんのように腰を曲げて、胸をかばうようにして移動しました。
あと、手術後なのにとってもお腹がすいていて、ぺろっとお蕎麦を食べてしまったのには、自分でも驚き!
久しぶりに離れて眠る子供のことが、ものすごく気になりますが、
抱っこして!と言われても今は絶対に出来ないし、自分のことで精いっぱいだったので、一人で宿泊して身体を休められて、本当によかったです。
この後は、2日後にまたドレーンを抜きにクリニックへ行きます。
あと少しの辛抱だ!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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