昨日は、子供を体操教室のイベントへ連れていったり、二人で縄跳びの練習もしましたよ!
旅行でかなり食べ過ぎたので、お鍋にしたり、野菜中心の食事にして少し調整しました。
そして、子供が工作に夢中になっている間、乳癌と診断された直後に表参道のクレヨンハウスで出会った若杉おばあちゃんの本「こうして作れば医者はいらない」を久しぶりに読み返していました!
若杉おばあちゃんとは、自給自足の生活を実現するために京都の山奥に移住し、野菜作りをしながら、料理教室を開くなど、75歳を過ぎてもなお、アグレッシブで全国各地を飛び回っている食養研究家の第一人者です。
それまでおばあちゃんの言うことを聞かず、肉が大好きで、暴飲暴食だったご主人が癌にかかり「余命2カ月」と宣告されてから思い改め、おばあちゃんの食養をやっと理解して取り入れたことによって身体が立て直され、癌を治されたそうです。
その経緯にも惹かれ、最初の本「これを食べれば医者はいらない」を読んでみたのですが、
今回の本は、知っているようで知らない日本人の昔ながらの調理法、ことわざとして伝えられている食物の採り合わせや効能、生活の仕方などが紹介されており、実践本としてとても重宝しています。
同じ食材でも、その食材をどう扱い、どう調理するかによって、出来あがるお料理が違ってきますが、その所以を丁寧にわかりやすく解説してくださるので、母が子供の頃に亡くなってしまった私には、目からウロコの内容でした!
今回読んで改めて、身体のためには、春夏秋冬の季節にあった旬の素材を使った方がいいことを再確認しました。
上の写真のように、今の時代はスーパーに行けば、夏野菜でも何でもそろっちゃいますからね!
つい、季節はずれの野菜や果物(冬でいえば、なすやピーマン、南国のフルーツであるバナナなど)も買ってしまいますが、なるべく、身体のことを考えれば、今採れる野菜を食べた方がずっと身体にいいのですよね…。
時々読んで、「ああ、そうだった!」と思いだして、私自身の買い物リストも、正していますよ。
そして、「昔ながらのいい調味料を使うことの重要性」に気付かせてくれた本でもあります。
おばあちゃんには、「毎日使う調味料こそ、お金を惜しまず、いいものを買うように」と教えていただきました。
いい調味料とは、昔ながらの製法で惜しみなく時間を費やし、伝統的に作られていて、もちろん国産の材料を使っているものです。
確かに、調味料って安いものを探すと、どこまでも安いものがありますからね。つい手が出そうになるのですが、そこをケチってまた病気になったら、「安物買いの銭失い」になってしまいます。
本に書かれていること、全てを実践出来てはいないのですが、時々読み返しては、出来そうなことを1つずつ増やしています。
例えば、この本をはじめて読んだ際、私がもっとも、ほほ~うと感動し、実践している内容には、
「調理は、炒めるときも、和(あ)えるときも、右回転でする」
ということと、
「陰陽のバランスをとるために、野菜を炒める時には必ずひとつまみの塩を入れる」ということがあります。
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「炒めるときも、和えるときも”右回転”で」
きんぴらや胡麻和えなどを作る時、お米を研ぐ時、どのように混ぜていらっしゃいますか?
一口に混ぜるといっても、混ぜ方はいろいろ。
縦横、上下にギザギザに描くように混ぜる人もいれば、左右にぐるぐると円を描くように混ぜる方もいらっしゃると思います。
この「混ぜる」という行為、おばあちゃんの教えによると、料理をするというのは、陰性を陽性にする仕事なので、とても大事な過程なのだそうです。
混ぜ方ひとつでそのお料理が大きく変わり、美味しくもなり、まずくもなり、身体の中に入った時の働きが違ってくるそうですよ。
右に回転させることで、陽のエネルギーが入り、体調が整います。
よって、炒めるときも、和えるときも、必ず右回転で混ぜることが重要なのだそうです!
陽のエネルギーとは、身体の中心に向かって、ギューっと求心性に引き締まっていく力で、食材や調味料が持つ栄養素を、お料理の中に凝縮させてくれるのです。
反対に、左に回転させると、拡散していく陰のエネルギーがお料理に入り、せっかくの味が陰性に拡散され、味気なく、もちろん身体にもよく無いのだそうですよ。
ためしに、お水を飲むときにコップを2つ用意して、それぞれに同じ水を入れ、ひとつはお箸で右回転でかき混ぜ、もうひとつは左回転でかき混ぜて、飲み比べてみると、味覚がある人はその違いがよくわかるそうです。
私はというと…わかるような、わからないような…!(笑)
まだまだ修行が必要ですね!
キッチンでは、何でも右回転のエネルギーが、お料理を美味しくするコツであり、身体へ働きかけるパワーを強力にする秘訣なんですって!
私も、ボールでお好み焼きやケーキなどの粉を混ぜるとき、納豆を混ぜるとき、ドレッシングを作るとき…色々な場面で思いだして、丁寧に右回転で混ぜるようになりました。
加えて、おいしくなーれ!おいしくなーれ!と唱えながら作ってますよ♪
(絶対、言葉の波動が伝わるはず!)
料理をするときにしっておくべき「陰」と「陽」の知識について
陰陽論とは、古代中国で生まれた哲学理論で、宇宙の万物は陰と陽とに分かれており、陰と陽が調和することで、中庸(ちゅうよう)を保つことが出来ると、考えられています。
人間も宇宙の一部ですから、体質にも陰と陽があり、そのバランスが崩れてしまうと、体調を崩し、病気になってしまうんですって。
体質の陰陽を左右するのは、身体を作っている食べ物で、
陰性の食べ物ばかりを食べれば、身体は陰性(貧血、冷え症、便秘、低血圧、低体温、低血糖)に傾き、
陽性のものばかり食べれば、身体は陽性(動脈硬化、高血圧、心筋梗塞、痛風、脳梗塞、熱射病)に傾いてしまうのだそうです。
私は完全に陰性に傾いているので、陽性の食べ物を意識して食べることが必要なのですよね…。
陰性のエリアには、甘いもののほかに、パンやコーヒーなど、思い当たる食材が沢山あります!
陰性、陽性の食べ物のイメージは、下記の写真をご覧になられてみてくださいね。

若杉おばあちゃんの本「こうして作れば医者はいらない」から。
乳癌にかかられた女性の多くも、体質が陰性に傾いているのではないでしょうか。
なるべく身体が中庸になるよう、陰陽の食材をバランスよく食べることが重要なのですね!
「野菜を炒める時には、必ずひとつまみの塩」
おばあちゃんは、味付けとは別の用途にも、天然塩を使うそうです。
例えば、野菜炒めをつくる場合。
鉄のフライパンをカンカンに熱し、油をひき、野菜をフライパンに入れた時に、ほんのひとつまみの塩をふりかけます。
何種類かの野菜を組み合わせて炒める場合は、新たに野菜がフライパンに入るたびに、塩をひとつまみ入れていくのだそうです。
何のための塩かというと、野菜の陰性を中庸にするためのもの。
野菜の多くは陰性なので、極陽性の天然塩でバランスをとるのだそうです。
味噌炒めにするときも、醤油炒めにするときも、このひとつまみの塩を必ず入れることによって、陰陽のバランスがとれるだけではなく、それぞれの野菜の美味しさが引き出されて、深みが増し、料理の味がぐんと良くなるんですって!
私が最初このことを知った時、味付けがしょっぱすぎるんじゃないか、と心配になったのですが、実際やってみると、仕上げの調味料の量を調整すればいいだけなので、ほとんど塩気は変わらないんですよね。
最後の味付け時に多く塩を入れるよりも、野菜を入れてすぐにひとつまみの塩を足しておくと、なんだか全体的になめらかに仕上がるような気がします♪
この2つの方法は、そんなに手間が増えるものでもありませんし、
和え物を作ることも、野菜炒めを作ることも、普段キッチンに立つ主婦であればよく作るお料理だと思いますので、もしよろしければ、ご参考にしてみてくださいね♪
そして、こちら↑のおばあちゃんの本ですが、私がご紹介した以外のこと、
例えば「バナナとトマトとほうれん草の意外な危険性」や、「春苦み、夏は酢のもの、秋辛み、冬は油と合点して食えが意味すること」など、
へぇ~と思うことが沢山載ってますので、是非読んでみてください!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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